【世界のみどり】独ヘッセン州議選でも、緑の党が躍進!第2党とほぼ同率

csm_20181022_Priska_Hinz_Tarek_Al-Wazir_Gruene_Hessen_Landtagswahl_723x372_2a364f323a 10月28日の独ヘッセン州議選でも、緑の党が躍進しました。連立与党を形成するキリスト教民主同盟(CDU)と社会民主党(SPD)は共に10ポイント以上得票率を落とし、それぞれ27.9%、19.9%となりました。

 一方、緑の党は、5年前の11.1%から19.8 %に得票率を上げ、第2党の社会民主党に肉迫しました。投票後の調査によると、CDUやSPDから緑の党へ票が流れた要因は「ディーゼル・スキャンダル」です。これは、2015年ドイツ自動車最大手のフォルクスワーゲンがディーゼルエンジンの排ガス規制を不正に擦り抜けたことが発覚したことに続き、他のメーカーも含む大手5社が不正なカルテルを結んでいたことが暴露された事件です。

 緑の党の躍進の一方で、反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」も、12%を獲得し初めて議席を獲得しました。

 

*ドイツ緑の党サイト
https://www.gruene.de/ueber-uns/2018/landtagswahl-in-hessen-gruene-mit-bestem-ergebnis-ihrer-geschichte.html