【総選挙】脱原発活動家 山本太郎氏(新党「今はひとり」)を支持!
2012年12月3日
緑の党は、12月4日公示16日投開票の衆議院選挙に出馬することを表明した、俳優で脱原発活動家の山本太郎さんを支持することを決定しました。
昨年3月に福島原発事故が発生して以来、脱原発運動に取り組んできた俳優の山本太郎さんは、12月1日に自由報道協会で記者会見しました。会見では、まずは山本さんがひとりで新党「今はひとり」を立ち上げ、衆議院選挙に立候補することを発表しました。また、4日までに政党要件を満たすのに必要な5人の既存の政治家との共闘を期待していること。脱原発・反TPPの党や議員などと連携し、反原発勢力とも共闘することも表明しました。
■脱原発活動家:山本太郎さん
山本太郎さんは、この1年8ヶ月の間、全国各地で展開された数多くの脱原発運動の現場に駆けつけて、市民たちの側に立って応援を続けてきました。山本太郎さんはこれまで脱原発政策について、10年後ではない「原発の即時廃炉」を主張。福島を含む東日本地域から避難の権利獲得、瓦礫の広域処理への反対、被災地の子どもたちの命と健康の問題について真剣に対応するよう、政府や行政、関連企業に対して訴えてきました。
■市民運動からの候補者として
一方で、政府が6月に強行した「大飯原発の再稼働」に抗議する市民による首相官邸前デモは、一時期は数万人の規模に達し、全国にも波及して、半年になろうという今もまだ続いています。
緑の党は、「原発の即時廃炉」を7月の結党時から掲げてきました。そしてこの間は、衆院選に向けて東京比例ブロックに政党の独自候補ではなく、脱原発の市民運動と共同で「脱原発の統一候補」を擁立する努力を続けてきました。その目的は、既成政党とは異なる脱原発(即時の原発ゼロ)という民意の受け皿となる政治的枠組み(投票先)を創り出すことでした。
その意味で、市民の立場から「即時の原発ゼロ」の実現を目指して立候補した山本太郎さんを、緑の党は支持します。なお、山本さんは政党からの推薦を受けない方針のため支持としました。(※緑の党は、都知事選挙の脱原発統一候補である宇都宮けんじさんの支持を、政党では最初に表明しました。また、宇都宮選対にもスタッフを派遣してサポートしています。)