【談話】北朝鮮による核実験に強く抗議します
【談話】北朝鮮による核実験に強く抗議します
―北東アジア地域の真に実効的な平和構築の枠組みの実現を
2013年2月13日 緑の党 共同代表 中山 均
2月12日、北朝鮮は国際社会や「事実上の後ろ盾」とされる中国の意向にも反して、3度目となる核爆発実験を行ないました。この核実験は、世界とこの北東アジア地域に大きな脅威をもたらすものであり、広島・長崎、そして朝鮮半島にも広がる多数の被爆者をはじめ、この地域に暮らす全ての市民の平和への願いを踏みにじるものです。私たちは北朝鮮に強く抗議するとともに、まず核開発の即時放棄を求めます。
私たちは、今回の事態に際して、北朝鮮も含む全ての関係各国に対し、軍事的緊張と非難の応酬やそのエスカレートではなく、六ヶ国協議などを通した実効的な平和構築の枠組みの実現と、その前提となる信頼の醸成に向け、それぞれがあらためて確実に踏み出すことを強く求めます。その枠組みの中で日本政府は、被爆国としての経験と平和憲法の立場から、積極的にイニシアチブを取っていくべきです。
私たちも、平和を求める世界の市民やNGO、そして各国の緑の党とも連携し、この地域の平和実現のためのアクションを強化していきます。
<参考>
2009年6月17日 みどりの未来(緑の党の前身団体)「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による核実験に関する声明」
http://site.greens.gr.jp/article/38256898.html