【談話】第51回衆議院議員総選挙の結果を受けて

【談話】 第51回衆議院議員総選挙の結果を受けて
2026年2月12日
緑の党グリーンズジャパン共同代表
中山 均 漢人あきこ
尾形慶子 八木 聡
2月8日に投開票された第51回衆議院議員総選挙では、自民党が改選前の198から316議席へと大幅に増やし、過去最高の議席を獲得しました。単独で全465議席の約68%を占めています。これに加え、連立与党の日本維新の会も36議席を獲得し、全体として与党が3分の2を上回ることになりました。
他方、急遽結成された中道改革連合は、改選前の167から49議席へと大幅に減らし、特に旧立憲民主党はほぼ壊滅状態となりました。また、参政党やチームみらいが一定の躍進を遂げました。
突然の大義なき解散は、高市首相への信任・白紙委任を求めるものとして強引に位置づけられ、国のありようを変えるような重要な政策議論はないがしろにされてしまいました。今回の結果を背景に、高市首相は、自身が掲げた「安保3文書の改訂」「スパイ防止法の制定」、維新と合意しようとしている「武器輸出規制5類型の撤廃」をはじめ、軍事力の拡大と人権の抑圧を進め、そして改憲へと踏み出そうとするでしょう。戦後日本政治は歴史的な転換を迎え、日本の平和国家としてのあり方も、大きく変質しようとしています。
私たちは、今回の選挙において12人の推薦候補(うち県本部推薦2人)、11人の支持候補を応援しました。しかし、全員が小選挙区で敗れ、推薦候補2人・支持候補1人の計3人が比例復活によってかろうじて議席を得るにとどまりました。緑の党の理念を共有し、国会の場で発言してきたサポーター議員も不在となり、私たちにとっても深刻な結果となりました。
れいわ新選組や共産党も後退を余儀なくされ、平和や人権や格差解消を掲げる勢力の全体的な不調と消沈は、その陣形の一翼をなす私たちにも大きな課題を突き付けていると言えます。有権者とどのように向き合い、私たちの理念や政策をどのように発信していくべきか、今回の選挙の厳しい総括も含め、深く議論・検討を重ねていく必要があります。
また、私たちは、近年の国政選挙において、野党・市民共闘など理念を共有する候補を応援してきましたが、今回の選挙でその構造も崩壊しつつあると言わざるを得ません。そうした政治状況の中で、新しい連帯の枠組みも構想していく必要があるでしょう。
厳しい状況の中で、それでもなお、私たちは現状を決して諦めることはありません。戦争の深い反省のもと、平和や人権や民主主義を守ろうと不断の努力を重ね、その道を真摯に歩んできた先人たちの努力を無にすることなく、平和で持続可能な社会の実現に向けて、私たちはこれからも粘り強く取り組んでいきます。
声明全文→ https://greens.gr.jp/uploads/2026/02/danwa20260212.pdf

