【緊急声明】パレスチナ人道危機-ガザの包囲・攻撃の停止のため、国際社会は強く介入を
緊急声明:パレスチナ人道危機-ガザの包囲・攻撃の停止のため、国際社会は強く介入を
2023年10月18日
緑の党グリーンズジャパン運営委員会
10月7日、ハマスはイスラエルを攻撃し、音楽祭参加者など民間人を虐殺し、子どもや高齢者を含む市民を誘拐し、人質に取りました。このような残虐な行為は明確な戦争犯罪であり、非難されなければなりません。
ガザでは200万人を超える人々が細長く狭い地域に暮らし、イスラエルから交通網の封鎖を含む過酷な経済封鎖を受け、「天井のない監獄」と言われる中、失業と貧困が深刻な状況にあります。日本を含む国際社会がイスラエルの人権侵害を黙認・放置してきたことも、この問題の背景にあります。しかし、それでもなお、ハマスの行為を正当化することはできません。
一方、イスラエルも、ハマスの攻撃に対する報復として空爆を続けています。病院、難民キャンプ、学校、国連施設さえ攻撃され、多くの死傷者が出ており、ガザの人びとの生活や医療は深刻で危機的な状況にあり、恐怖にさらされています。イスラエルはガザを包囲し、電気・燃料・水を止め、この数日のうちにも大規模な地上侵攻を準備しています。このような包囲や攻撃も戦争犯罪であり、国連人権委も「民族浄化に相当する」と強く警告しています。ガザの市民に対し、北部から南部へ避難するようにとのイスラエルの通告も、それ自体、さらなる混乱と命の危険を招くものです。
国際社会は、紛争当事者に対し、ただちに戦闘を停止するよう働きかけるとともに、とりわけパレスチナ住民をジェノサイドから保護するために介入し、イスラエルによるガザへの地上侵攻や包囲をただちに停止させるため、あらゆる措置をとるべきです。住民の生活と命のためのライフラインの確保、救援物資の確実・早期の搬入も実現させ、かつそれを拡大させなければなりません。
そのために、日本政府も迅速に行動するよう、私たちは求めます。そして、今この瞬間にも住民を危険にさらしているイスラエル政府の行為を強く非難し、抗議します。
大規模侵攻の可能性が指摘されているこの数日間、市民社会も声を上げ続ける必要があります。平和を望む国内外の仲間たちと共に、私たちも全国で行動します。
全国から抗議の声をイスラエル大使館に届けましょう
駐日イスラエル大使館 〒102-0084 東京都千代田区二番町3 TEL 03-3264-0911(代表)
FAX 03-3264-0791 E-mail: information@tokyo.mfa.gov.il(広報室)
PDFファイル→ https://greens.gr.jp/uploads/2023/10/Seimei_gaza.pdf