【談話】2023統一自治体選挙を終えて 〜緑の女性候補が躍進〜

【談話】2023統一自治体選挙を終えて
〜緑の女性候補が躍進〜

2023年4月24日

緑の党グリーンズジャパン共同代表
尾形けい子   中山  均
松本なみほ   橋本 久雄

 2023年の統一自治体選挙が終了しました。全体として投票率は低調で、市民の期待に政治が有効に応えることができない現状を表わしています。自民党は地域でばらつきはあるものの全体として勢力を維持し、それに対抗する立憲野党は厳しい結果となり、その政治不信の間隙を突く形で、「維新」が関西以外の地域でも勢力を拡大しました。

 私たち緑の党は、昨年「2023年統一自治体選対本部」を立ち上げ、「100名の公認・推薦候補」をめざし、選挙スクールの充実やその後の相談会の開催、若者・女性への助成金制度の創設、「気候危機・自治体議員の会」のアクションとの連携や他の立憲野党との協力などを通して連携候補を応援してきました。

 統一選の前半・後半を通した結果は、公認候補が2人当選した他、会員・サポーターや他の推薦等候補も各地で善戦し、公認・推薦等候補89名のうち63名が当選(当選率 70.1%)しました。これは、今後の私たちの活動とその発展の基礎となるものです。

 また、今回の統一選の特徴として、女性候補の躍進が目立ちました。41道府県議選で女性は過去最多の489人が立候補し、当選者も316人(当選率 64.6%)、改選議席に占める女性当選者の割合は14%で過去最多でした。立候補者数と改選定数に占める割合は区議選・市議選で過去最高、町村議選も前回を上回りました。緑の党の公認・推薦の女性候補も43人のうち30人が当選(当選率 71.4%)しています。政治分野での女性の進出・拡大に向け、より実効的な制度改革や社会環境の一層の整備が求められるとともに、私たち自身もさらに努力する必要があります。

 あらためて各地の勝利を喜び、力及ばなかった候補も含め、関係者のみなさんの努力と奮闘に心から敬意を表します。

PDFファイル:https://greens.gr.jp/uploads/2023/04/danwa_touituoete.pdf