【談話】緑の党設立から10年
【談話】緑の党設立から10年
-結党宣言がめざす社会や私たちのあるべき姿の実現をめざして-
2022年7月28日
緑の党グリーンズジャパン運営委員会
本日、緑の党グリーンズジャパンは設立から10周年を迎えます。
以下は、その設立の際に採択された結党宣言です(一部省略・抜粋)。
森を奪う都市文明から
森に寄り添う文明 数多(あまた)へ
果てない世界市場化と
経済成長呪縛から
世界各地が共に奏でる
色どる経済成熟へ
いのち汚す原発と
奪い合いの地下資源より
太陽による 永遠の平和へ
はやさ 大きさ 効率主義 から
スロー スモール シンプル で
適正規模と多様性へ
色んな人と 色んな生き方
互いに凸凹△ 認め合い
組み合わさって 補い合い
使命を宿し おのおの輝く
テレビの向こうに 決断任せず
自ら責任 引き寄せて
足元からの 微力をつらね
笑顔の未来 えらびとる
今日から土に 種を蒔き
こころに緑を 育てよう
いのちにぎわう 豊かな地球を
いのちみんなで 分かち楽しみ
100年先を 見渡して
答えを生きる 一歩をここに
歩み出したい 一歩をここに
この宣言を共有し出発してから活動を重ね、私たちは新たな仲間たちにも出会い、「市民・野党共闘」選挙や気候危機問題など、党派を超えた連携の中においても重要な役割を果たすことなどができた一方、反省すべき課題も少なくなく、残念ながら国会の議席を獲得できず、組織の力も大きくありません。
しかし、深刻な課題を抱えた現実社会の中で、めざすべき社会の姿や私たち自身の生き方を高らかに謳ったこの宣言に込めた希望の光は、今も輝きを放っています。
そしてこの希望が単に夢物語でないことは、欧州などの緑の党の躍進と、それを支持する層-とりわけ若者たち-の広がりでも明らかです。それは、私たちがこの国で果たすべき役割も明確にしています。
平和と人権を踏みにじる専制や独裁、深刻な気候危機と世界的な格差や貧困を前にして、その延長線上に社会の未来がないことは明白です。私たちは、結党宣言にこめた未来像とその輝きにさらに磨きをかけ、その実現に向け、国内外の仲間たちに学び、社会の隅々の声を聴き、自らさまざまな実践を重ねながら、今後も奮闘します。
緑の党の設立とこれまでの活動を支えていただいたすべての皆さん-今は離れてしまった人たちも含め-に感謝し、今はまだ出会っていない未来の仲間たちにも想いを馳せながら、10周年にあたってその決意を新たにします。
PDFファイル:https://greens.gr.jp/uploads/2022/07/4a3af54ebb2e0a9c77ee57b528dbff77.pdf