【声明】ロシア軍によるウクライナへの原発攻撃の即時停止を
【声明】ロシア軍によるウクライナへの原発攻撃の即時停止を
2022年3月6日
緑の党グリーンズジャパン運営委員会
2月24日から始まったロシア軍によるウクライナへの攻撃はウクライナ全国各地の都市に及び、多数の一般市民の犠牲者も出ています。私たちはあらためてロシア政府の軍事行動を非難し、即時撤退を求めます。
とりわけ今回の軍事行動を危険なものにしているのは、チェルノブイリ原発をはじめウクライナ国内にある原発をロシア軍が管理下においただけでなく、3月4日、ヨーロッパ最大級の出力を持つザポロジエ原発への攻撃まで加えたことです。
今回の武力侵攻全体が国際法秩序に反するものですが、ロシアも批准するジュネーブ諸条約第一追加議定書第56条1項は「・・これらを攻撃することが危険な力の放出を引き起こし、その結果文民たる住民の間に重大な損失をもたらすときは、攻撃の対象としてはならない」と規定しています。原発への軍事攻撃はきわめて危険なものであり、今のところ原子炉への直接的な攻撃には至っていないとしても、チェルノブイリ原発事故のような悲惨な事態を、それも人為的に引き起こしかねないものです。核兵器だけでなく原発をも弄ぶプーチン大統領の手法は、全人類への敵対行為だと言わなければなりません。
私たちはウクライナの人々、そして戦争に反対するロシアの人々と強く連帯し、あらゆる国際的ネットワークを活用して、一日も早い停戦、そして原発攻撃の即時停止を強く求めていきます。
参考:2月25日付け
【談話】ロシア軍によるウクライナ攻撃の即時停止と平和的解決を
https://greens.gr.jp/seimei/31307/
PDFファイルは⇒
https://greens.gr.jp/uploads/2022/03/b0f343150a9a06d968fba2c431197f26.pdf