【談話】東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会は断念を!

【談話】東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会は断念を!

 

                                                                         2021年7月21日

                                                                         緑の党グリーンズジャパン

                                                                         共同代表 中山均、尾形慶子

 

新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増加し続け、東京都では4 回目の緊急事態宣言も発出されている中で、多くの疑問や反対の声にもかかわらず、東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会は本日から一部の競技が始まり、23日には開会式が開かれようとしています。

しかし、1年以上にわたって新型感染症と格闘し続け、感染者のいのちを守ってきた医療従事者からも悲痛な声が上がっています。繰り返され長期化する営業自粛や休業の要請で立ち行かない状況に追い込まれている事業者が増え、特に、エッセンシャルワーカーや非正規、シングルマザーなど多くの女性がコロナ禍に直撃され苦しんでいます。すでに選手や大会関係者の感染確認も相次ぎ、政府や組織委員会の掲げる「安全・安心」「バブル」は破綻しています。

この大会の強行は、人々の暮らしや社会を支える交通・医療などの機能を麻痺させ、さらに多くの人々の命や暮らしを奪う深刻な事態を招くことになります。

真の復興とは無縁の「復興五輪」、深刻な感染状況やリスクを無視した「新型感染症に打ち勝った証」、数々の不祥事や差別発言などでより一層空虚となった「多様性と調和」など、大会のために掲げられた理念はことごとく崩れ去っています。選手たちの努力それ自体は尊いものかもしれませんが、この状況の中ではそれが無条件に尊重されるべきものなのか、疑問です。感染拡大の中で大会への参加自体が困難になっている途上国の実情を考えれば、「スポーツの力」という概念さえも、この大会ではその公正さが疑われます。大会の開催は、あらゆる意味で大義を失っています。

政府・東京都をはじめ関係機関はすみやかに大会の開催を断念し、すべてのエネルギーを新型感染症対策に集中し、感染禍で苦しむ人々や業界への支援を強化するべきです。開催が強行されても、私たちはそれを訴え続けます。

PDFファイルは⇒ https://greens.gr.jp/uploads/2021/07/d78dd3229af1efab3b68d12d713ad672.pdf