【声明】 政府はオスプレイ配置や更なる基地建設をやめよ
【声明】 守るべきは美しい 海と森、そして平穏な市民生活
―政府はオスプレイ配置や更なる基地建設をやめよ
2012年9月11日 緑の党運営委員会
「世界一危険な飛行場」と米国政府関係者さえ認めている普天間基地に、米国でも墜落 事故が相次いでいる米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの普天間飛行場配備が進められよ うとしています。
沖縄県民をはじめ平和と安全を願う多くの市民の意思を無視する暴挙は到底許されませ ん。また、オスプレイの訓練空域は日本列島全域に及び、その配備は各地の住民生活の安 全も脅かすものです。
95年の少女暴行事件を契機に、普天間基地を含む沖縄の米軍基地の「返還」が決定され たにもかかわらず、「移転」候補候の辺野古や高江に新たな基地建設計画が進められ、実際には沖縄米軍基地の再編機能強化が図られようとしてきました。これらの地域は本来、米国の圧力を押しのけて、日本政府が率先して守るべき世界有数の生物多様性の宝庫です。それがアジアと世界へ向けた攻撃拠点のために破壊・開発されることは、私たちにとっても耐え難いものです。沖縄の平和と安全、そして豊かな自然環境は、一層脅かされ、沖縄県民の意思はまたも無視されようとしています。
犠牲の一方的押し付け、民意と乖離した政治は、福島原発事故をめぐる状況と同じ本質を露わにしています。私たち緑の党は、9月9日県民集会で示された10万人以上の沖縄県民の意思とともに、オスプレイの配備及び辺野古の基地建設、高江のヘリパッド建設に反対 します。
そして、沖縄米軍基地問題への取り組みを一層強化すること、犠牲の押し付けではない本当の民主主義に根ざした政治を創ること、平和な東アジアと世界を構築するための努力を重ねていくことをあらためて表明します。