【談話】沖縄の民意を踏みにじる辺野古土砂投入の暴挙に抗議します

【談話】沖縄の民意を踏みにじる辺野古土砂投入の暴挙に抗議します

2018年12月15日
緑の党グリーンズジャパン共同代表
中山  均   長谷川羽衣子
松本なみほ   橋本 久雄

  政府は昨日12月14日、沖縄県辺野古の米軍基地建設に向け、辺野古沿岸部の埋め立て海域への土砂投入を強行しました。直近の県知事選をはじめ、何度も示される沖縄県の民意を無視する暴挙に強く抗議します。

 土砂が投入され続ければ、沖縄の人びとが「生命のゆりかご」として大切にしてきた海の環境は完全に死滅してしまいます。大浦湾の海底地質の軟弱性と活断層の存在などの危険性も黙認されています。

 来年2月24日には移設計画に対する賛否を問う県民投票が実施されます。そもそも県民投票を待つまでもなく、玉城デニー沖縄県知事選挙の誕生がすでに沖縄の明確な民意ですが、重ねての最大限の抵抗を示す県民投票になるでしょう。

 朝鮮半島における南北対談や米朝会談などにみられる東アジアの劇的な情勢変化を見れば、米軍基地を沖縄に置き続ける根拠は大きな疑問です。進めるべきは米軍基地の固定化や強化ではなく、平和と共存に向けたイニシアチブの強化です。

 緑の党グリーンズジャパンは、自然と平和、公正な民主主義や自治を求める沖縄の人々と連携し、辺野古の海への土砂を排出させない本土各地の市民活動とも繋がりながら、今後も沖縄の基地問題を自らの課題として取り組みを強化します。そして、日本政府に対し、直ちに土砂投入を中止し、沖縄県と対話の席に着くことを強く求めます。

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