【談話】沖縄県知事選での玉城デニー候補の当選を受けて

【談話】沖縄県知事選での玉城デニー候補の当選を受けて

2018年10月1日

 緑の党グリーンズジャパン共同代表
中山 均
長谷川羽衣子
橋本 久雄
松本 なみほ

  昨日(9月30日)投開票の沖縄県知事選挙で玉城デニー候補が勝利しました。玉城候補の得票は沖縄県知事選における最高の396,632票でした。この勝利をもたらした沖縄県民のみなさん、そして勝利に向けて努力された国内外の多くのみなさんに心から敬意を表し、私たちもこの喜びを共有します。

 政府は、たびたび示される沖縄の民意を重く受け止め、辺野古基地建設を中止し、沖縄への差別的・強権的な政治をただちにやめ、反省すべきです。

 一方、私たちは、傲慢な安倍政権への一撃にただ喜んでいるばかりではいられません。沖縄の民意は、この国の民主主義のありようを問うていることを自覚する必要があります。

 また、政権の全面的な支援があったとはいえ、佐喜眞候補も43.94%に及ぶ票を得たことも無視することはできません。基地の固定化・拡大を強要する強権政治が、沖縄の真の自立や発展を阻み、これが逆に地域経済の発展や暮らしの充実を求める有権者の想いを政権側候補への支持に向かわせ、沖縄を分断しているのです。

 平和と安心のうちに暮らし、地域を発展させたいというあたり前の願いを実現するために、沖縄の人々がなぜこれほどまでに努力を重ね、対立し、労力を費やさなければならないのか-私たちはそこに想いを馳せなければなりません。

 私たちは、沖縄に基地とその過重な負担を押し付けている国の主権者として、沖縄からの問題提起を重く受け止め、この国の政治を転換するため、あらゆる行動を展開します。

 

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