【声明】 「イスラム国」による邦人人質の安全と速やかな解放を求めます
【声明】 「イスラム国」による邦人人質の安全と速やかな解放を求めます
2015年1月23日
緑の党グリーンズジャパン共同代表
長谷川 平和
長谷川 羽衣子
松本 なみほ
中山 均
「イスラム国」を名乗る組織が、2人の日本人を人質にとり、72時間以内に身代金2億ドルを支払わなければ殺害すると警告しています。本日23日午後が期限とされていますが、これまで様々な文化人やジャーナリスト、市民運動などから平和的解決が呼びかけられています。
私たち緑の党グリーンズジャパンは、人びとの人権や平和な暮らしを脅かす暴力やテロ行為に反対し、2人の人質の安全を保障するとともに、速やかな解放を求めます。
私たちは、これまでの戦争と暴力が繰り返されてきた歴史より学び、安全保障は軍事力ではなく、人びとの相互理解と協力関係、そして人権の尊重に基づくものだと信じています。先日のシャリル・エブド襲撃事件やイスラエルによるパレスチナ自治区へ無差別攻撃など、文化的、宗教的、あるいは社会的な摩擦の解決手段として暴力やテロ行為をもちいる悲しい事件が頻発しています。しかしながら、相互理解と対話をすることなくして、このような対立は解消されません。
私たちは、日本政府に対しても引き続き「イスラム国」との対話による解決を追求するよう要請するとともに、中東において多文化と様々な価値観が尊重され、分断を超えた、尊厳のある関係性構築に資する行動をとるよう要求します。
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