【賛同】米国産生ジャガイモの全面輸入解禁に反対

【賛同】米国産生ジャガイモの全面輸入解禁に反対

緑の党は、日本消費者連盟の農林水産大臣への緊急要請書

「米国産生ジャガイモの全面輸入解禁に反対し食の安全と日本の農業を守るための緊急要請」に賛同しました。

10月に開催予定の緊急院内集会にて報告されます。

<要請書>

2026日消連第15号
2026年9月2日
農林水産大臣 鈴木憲和 様

特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 佐々木ミヨ子
共同代表 寺田良一
共同代表 原英二

米国産生ジャガイモの全面輸入解禁に反対し、食の安全と日本の農業を守るための緊急要請

日本消費者連盟は、食の安全を求め、消費者の健康と食の安全に関わる問題について活動している消費者団体です。現在、農林水産省は米国産生ジャガイモの全面輸入解禁を目指し、植物防疫法省令の改正手続きを進めています。私たちは、消費者の食の安全と国内農業と農家を守る立場から、この全面輸入解禁に強く反対します。病害虫による農業と農家の経営への打撃を看過することができません。
私たちは米国産生ジャガイモの輸入解禁について以下のような問題があると考えています。

1、病害虫の侵入・蔓延の恐れ
米国産生ジャガイモの輸入解禁は、国内では発生していない病害虫が侵入しまん延するリスクを高めます。2015年に発生したジャガイモシロシストセンチュウでは、10年を経ても作付けが制限されている圃場が残っています。現在農林水産省はリスクを認識していますが、具体的かつ有効な対策を提示できているとは言えません。一度侵入を許せば根絶が極めて困難です。

2、国内の生産農家に大きな打撃を与える
現在生産量が減っているとはいえ国内で安全なジャガイモが供給できているにも関わらず、安い米国産ジャガイモが輸入されたら、国内産の収益が落ち農家の経営に打撃を与えます。国内の生産基盤を弱体化させ、海外からの供給に依存することは、食料安全保障にも関わる深刻な問題が生じます。国内で農業を営み、安定して食料生産ができてこそ、消費者の日々の食生活は成り立ちます。

3、米国産のGMジャガイモやゲノム編集ジャガイモの輸入につながる
米国産ではGMジャガイモが流通しており、日本でもすでに複数のGMジャガイモが認可されています。また、ゲノム編集ジャガイモについても、今後、生鮮品や加工原料として流通が拡大することが懸念されます。表示義務のない外食や加工食品では、消費者がその原料を知ることが難しい状況です。私たちはGMジャガイモもゲノム編集ジャガイモも食べたくありません。生ジャガイモの輸入解禁は、アメリカで開発流通しているGM・ゲノム編集ジャガイモの輸入に道を開く懸念があります。

4、米国産ジャガイモには国内で認められていない農薬が使用されている
米国産生ジャガイモ輸送時の防カビを目的とするジフェノコナゾールは動物実験で発がん性や神経毒性が指摘されている農薬です。食品添加物として使用が認められ、令和2年6月18日に施行された食品衛生法の改正で残留基準値も0.2ppmから4ppmへと大幅に引き上げられました。また、米国産ジャガイモには、EUで使用が認められていない発芽抑制剤、RNA農薬など、国内生産では使用されていない農薬が用いられる場合があります。国際交渉や輸入拡大を理由に食の安全に関わる基準が後退してしまいます。                                   以下の事項を要請します。

米国産生ジャガイモの輸入解禁に向けて、植物防疫法省令の改正及び内部手続きを中止することを求めます。
病害虫の検疫・防疫体制を強化するとともに、国産ジャガイモの安定生産と国内農業の生産基盤を守り、食料安全保障を強化する政策に転換することを求めます。
日米貿易において食の安全と農家経営を脅かす米国からの圧力を明確に拒否し、日本の食料主権を守ってください。

要請書:https://nishoren.net/cuj-25342

賛同フォーム(個人・団体):https://x.gd/gsSzQ