【世界のみどり】日本の旅2013 ドイツ緑の党コッティング=ウール議員レポート
2013年12月6日から13日の8日間、ドイツ緑の党の原子力・環境政策スポークスパーソンである連邦議会議員ジルビア・コッティング=ウールさんが来日しました。
参照:https://greens.gr.jp/world-news/9549/
私たち緑の党グリーンズジャパンとのランチミーティングに始まり、福島現事故の現地視察、大学でのシンポジウム、脱原発の様々な市民運動のメンバーや、国会議員などと会い、意見を交わした詳細な報告がレポートとしてまとめられています。
http://kotting-uhl.de/site/wp-content/uploads/2014/01/MdB_Kotting-Uhl_diary_japanese.pdf
http://kotting-uhl.de/site/ ジルビア・コッティング=ウール議員公式サイト
レポートの最後は次の様に結ばれています。
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日本の反原発運動のつながりがいかに少ないかということが繰り返し私の目に留まったこと、活動家たちがまとまればその力は増大することから、私はこの点を話した。今週会った反原発の対話の相手を数え上げてみよう。「原発ゼロの会」の国会議員たち、菅直人、緑の党、飯田哲也率いる環境政策研究所、自然エネルギー財団、法政大学、ピースボート、グリーン・アクション、アイフォーム、黒川清を委員長とする国会事故調査委員会、原子力市民委員会である。しかもこれらは日本のすべてではない。脱原発を望んでいる沈黙する大多数の人たちもいるのだ。最後には安倍政権や原子力ムラが思い通りにすることはできなくなるはずだ。そうしなければ、日本は最大の将来のチャンスを逃してしまうことになる。世界の中で日本ほど脱原発に適している国はない。原発事故の真の経験はその一つの面に過ぎない。もう一つの面は日本はテクノロジーの国ということである。技術革新への喜び、素晴らしい研究と教育環境、20年にわたる経済不況の後に新しく立ち上がる必要性、そして再生可能エネルギーを利用するための素晴らしい自然条件である。
日本は特別な国だ。微笑みの国、日出る国、桜の国、伝統的なワーク・ライフ・バランスの国だ。世界で起きた4つの核惨事の3つがこの国で起きた。広島、長崎、福島である。だからこそ日本は実現されたエネルギー転換を享受する最初の国に値する。