【世界のみどり】パレスチナに水を!寄付のお願い

パレスチナ緑の党とアジア太平洋緑の党連盟が共同して、飲料水供給プロジェクトへの寄付を募っています。ご協力をお願いします。

 You can donate here to help us reach our $20,000 goal.

※スイカは、パレスチナの抵抗と連帯のシンボル


パレスチナに水を!寄付のお願い

清潔な井戸から水を汲み、ボトルに詰めるプロジェクト~動力は太陽光発電

オーストラリア政府は、自国での抗議と支持の高まりを受けて、ついにパレスチナを承認することを決定しました。しかし、真に求められているのは現場が変わることです。

2023年10月以来のガザ地区の死者数は、人口230万人のうち少なくとも6万3000人、負傷者は16万人以上という壊滅的な数字となっています。

イスラエルの爆撃では、病院や水道インフラが意図的に標的にされています。また、イスラエルはゴラン高原とヨルダン川西岸の占領地における入植地の急速な拡大を続けています。

ガザが回復するには、仮に以前の状態まで再建するとしても10年以上かかるでしょう。多くのパレスチナ人はこのような状況下では生活を続けることができず、さらに多くの人々が故郷を追われることになるでしょう。

パレスチナ緑の党は、国際社会が以下の方法で支援できることを強く訴えています。

1. 外交的および民事的な手段によってイスラエルに圧力をかけ、ガザでの戦争を終結させ、殺害行為を停止すること。

2. イスラエルがガザへの食料と水の供給を止めないようにすること。

3. イスラエルとの双方向の武器取引を停止すること。

水の支配

昨年12月8日、シリア政権の崩壊を受け、イスラエルはゴラン高原全域の占領を完了し、ヨルダン川とヤルムーク川の水源を掌握しました。

これにより、水資源をめぐるアラブ・イスラエル紛争に関する議論が再燃し、水源の支配を含むイスラエルの拡張主義的野望はもはや憶測ではなく、占領軍の行動に裏付けられた具体的な現実であることが証明されました。

イスラエルがパレスチナ占領地域の水資源を管理する措置、そしてオスロ交渉における水問題の解決を最終合意段階まで延期するという主張は、イスラエルがパレスチナの水資源をヨルダン川西岸とエルサレムの将来構想に組み込むための時間稼ぎを狙っていたことの決定的な証拠です。

水源の管理と井戸掘削の許可はイスラエル軍政の管轄下にあり、パレスチナ自治政府の役割は配給とサービスの管理に限定されていました。

1967年の占領後、イスラエルはヨルダン川、北部のティベリア湖(ガラリア湖)そしてヨルダン川西岸とガザ地区の地下水盆地の全てを接収しました。既存の法律を軍の命令に置き換え、パレスチナ人の水資源の利用と開発を制限しました。水使用量は占領前と変わらず、あるいはそれ以下でした。

入植地の拡大に伴い、入植者による水消費量は急増しており、平均するとパレスチナ人が利用できる水の6倍もの水を使用しています。また、入植地は未処理の排水を排出したり、パレスチナ人の農地を固形廃棄物の投棄場として使用したりすることで、パレスチナ人の土地と水源を汚染しています。

アジア太平洋緑の党は、太陽光発電を使った飲料水の供給の取り組みを支援しています。これは、パレスチナ国内の清潔な飲料井戸から水を汲み、ボトルに入れ、パレスチナの人々に届ける取り組みです。2万オーストラリア・ドルの目標達成に向けて、こちらからご寄付をお願いします。

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※オーストラリア・ドルでの寄付になります。オーストラリア ドル =97.41 日本 円 (10/3レート)


人々はひどく汚染された水を飲んでおり、その結果、水による感染症に苦しんでいます。中には下水を飲んでいる人もいます。

イスラエルは軍事攻撃だけでなく、人々への水供給を意図的に差し止めるなど、飢餓と飲料水危機を引き起こしました。その真っ只中では、水の公平な分配は難しくなっています。

アジア太平洋緑の党は、飲料水にアクセスするという基本的人権をガザ地区のすべての人々が実現できるように、世界中の緑の党が求めることを呼びかけます。この取り組みを国境を越えて広げましょう。

アブデルラーマン・アル・タミミ博士  (パレスチナ緑の党書記総長)
ミシェル・シーザー(オーストラリア緑の党国際開発コーディネーター)

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