【世界のみどり】ドイツ、オーストリアで極右の伸長と緑の党の苦戦
6月の欧州議会選挙では極右の伸長が注目されましたが、その後もこの傾向は続いています。
9月に行われたドイツ東部(旧東ドイツ)の3つの州議会選挙では、移民・難民の排斥を掲げる極右「ドイツのための選択肢(AfD)」が第1党や第2党になりました。一方、緑の党は支持を減らし2つの州では議席獲得に必要な5%の得票に達せず議席を失いました。
また9月行われたオーストリア国民議会の総選挙でも反移民の極右自由党が初の第1党となり、ここでも緑の党は得票を減らしました。
ドイツでは若者の間でAfDの支持者が多いとも伝えられ、さらに気候政策が低所得者らに及ぶ影響に十分配慮していないとの批判も見られます。
来年9月にはドイツ連邦議会選挙(総選挙)が予定されており、今後の動きに注視していきたいと思います。