【世界のみどり】台湾立法委員選挙の初のトランスジェンダー候補・緑の党ウーさんと懇談

2/15(木)午後、1月の立法委員選挙に立候補した台湾緑の党の呉伊婷(ウー・イーティン)さんを、東京都小金井市の緑の党グリーンズジャパン共同代表の漢人あきこ都議会議員の事務所に迎えて、オンラインで台湾の緑の党事務所と北海道、岩手、神奈川、都内各地、愛知、大阪、広島もつないで交流しました。台湾からは党書記長、日本からは共同代表の尾形慶子、運営委員の久保あつこ、星川まりもオンラインで参加しました。

台湾では1/13、総統と立法委員(国会議員)のダブル選挙が行われ、総裁には与党の民主進歩党の頼清徳副総統が当選しましたが、立法院では民進党は過半数を失いました。台湾立法院選挙は小選挙区比例代表並立制で中選挙区による原住民議席も確保されています。

台湾緑の党は1996年に設立され、社会運動に取り組みながら、自治体選挙、立法院選挙にチャレンジしてきました。今回も比例代表8人と小選挙区1人の候補を擁立しましたが議席は獲得できませんでした。候補者は全員が女性で、ウーさんともう一人の2人がLGBTQ候補という画期的な顔ぶれでした。

ウーさんは台湾で最初のトランスジェンダーの国会議員の候補者で、今回は一般社団法人TransgenderJapanに招かれての来日です。

この日の懇談は台湾からの質問に沿って行われました。能登半島地震による志賀原発・柏崎刈羽原発への危惧と政府・東電見解の信ぴょう性/東電福島第一原発からの処理汚染水放出をめぐる見解と現状/日本のエネルギー政策/自治体議員選挙/同性婚/党内の役員・候補者の女性比率など、活発な意見交換が行われました。

なお、通訳は、「関西同志聯盟」共同代表で日本人夫と台湾で結婚し愛知県在住の劉霊均(アリエル・クッキー・リュウ)さん、この日の交流は、TransgenderJapan事務局長の村田しゅんいちさんの仲介で実現しました。お二人に感謝します。

台湾緑の党公式サイト
https://web.greenparty.org.tw/