【世界のみどり】欧州緑の党はベラルーシ市民に連帯:自由で公正な大統領選のやり直しを!

<欧州緑の党プレスリリースより>
欧州緑の党はベラルーシ市民に連帯:
自由で公正な大統領選のやり直しを!

2020年8月28日

 ルカシェンコ政権に対する抗議とストライキが続いています。ベラルーシ市民にとって、特に、平和活動家にとって、状況は悪化しています。欧州緑の党は、ベラルーシ市民と連帯して訴えます。この事態を持続可能に解決するのは、平和で民主的なプロセスのみであり、それには独立した自由なメディアと力強い市民社会の存在が不可欠です。

 独立した監視人が見守る中、自由で公正な大統領選を新たに行って初めて、民主的な大統領を選ぶことができ、それはベラルーシ市民の権利です。選挙のやり直しを求めるEUの一貫した立場を歓迎します。

◆欧州緑の党の共同議長、欧州議会議員のトーマス・ヴァイツのコメント

 数千人の平和活動家が、政治的な声を上げただけ、自由・公正な選挙を求めただけで不当に拘束されています。彼らを直ちに釈放すべきです。平和的に抗議する人々に対する暴力を、直ちにやめるべきです。抗議活動の参加者に対する、このような犯罪を捜査するべきです。

欧州議会内の欧州緑グループ・欧州自由連盟は、ベラルーシへの特使派遣、平和的な移行プロセスの確保をEUに対して呼びかけました。私たちは、これを支持します。事態がさらに悪化する場合は、身の安全のために亡命する活動家らをEUが受け入れるべきです。

◆ベラルーシ緑の党の事務局長アナスタシア・ドロフェヴァのコメント

 抗議デモ参加者や野党政治家への暴力が続いています。当事者の警官の責任を問わなければ、政治犯は釈放されません。すべての活動家、特に、政治的弾圧と警察の暴力の犠牲者を救うために、多くの支援が必要です。市民社会と独立系メディアへの圧力も増しており、こちらも支援が必要です。

 私たちは、欧州委員会に対して次のように訴えています。先の選挙における不正行為と壮絶な弾圧は現ベラルーシ政府の手によるものであるかぎり、すべてのベラルーシ協力プロジェクトは、計画を変更し、最終的に取りやめなければならない。少なくとも、政府機関の不正選挙における役割が明らかになるまでは、政府支援を凍結すべきである。

 

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