【世界のみどり】4/15韓国総選挙~緑の党は議席を得ることができませんでした
韓国では、4/15(水)の投開票で総選挙が行われ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の与党「共に民主党」が圧勝しました。
韓国緑の党は比例代表に候補を立てて挑みましたが議席を得ることができませんでした。支持者への謝罪と、厳しく党運営を見直し立ち直ることを約束する声明が発表されましたので紹介します。
日本語訳:国際部・尾形慶子
原文
第21回総選挙の敗北を深く考察し、立ち直ります
選挙が終わりました。緑の党は第21回総選挙で議席の獲得に失敗しました。得票率は0.21%でした。緑の党ができて最初の選挙のときの0.48%よりも大幅に落としました。緑の政治を支持者と党員のみなさんにお詫びします。
今回は、ニ大政党の地域体制が強化された一方、争点のない選挙でした。少数政党の選挙結果はがっかりするものとなりました。選挙期間中、緑の党は、選挙制度の改正と政治情勢の変化に対応できず、党内のリーダーシップの欠如に揺れました。
緑の党の選挙スローガンは「今日を変え、明日へ向かおう」でしたが、もっとも実践すべきは緑の党です。私たちは、緑の党の今日を厳しく見つめ、まったく新しい党になるためにあらゆる努力を行うことを約束します。私たちは、組織文化を含む、党運営の全般を見直します。じっくり考察し評価し生まれ変わります。明日の希望のために立ち止まるのです。
4月16日、セウォル号沈没事故から6年が経ちました。まだ社会の多くの局面で命が尊重されておらず、緑の党を必要としています。緑の党には、困難な状況でも微笑みを絶やさず身を粉にして働く候補者がいます。たとえ、限られた選挙運動しかできなくても、緑の党を見てくれている人、緑の政治をめざすメンバーが全国にいます。数万人の緑の支持者と、気候危機の地球にともに生きる無数の命がいます。私たちは信じます。みなさんの貴重な声と力が、私たちの変化を一番良い形に導いてくれるでしょう。私たちを諭し、批判してください。緑の党が、真に、「今日を変え明日へ向かう」ために。
2020年4月16日
緑の党選挙対策本部