【世界のみどり】カナダ・プリンスエドワード島州議選で、緑の党が野党第一党に!
4月23日、カナダのプリンスエドワード島州議選で、緑の党が2議席から9議席(得票30.6%)に躍進し、野党第一党になりました。進歩保守党は12議席(得票36.5%)を得て、3期ぶりに自由党から政権を奪回、ただし過半数(14議席)には足りませんでした。自由党は5議席(得票29.5%)で第3党になりました。
カナダは州議選も小選挙区制で、プリンスエドワード島では長らく自由党と進歩保守党の二大政党制でしたが、今回、緑の党がその一角を崩して野党第一党になったのです。ピーター・ベバン=ベイカー氏が率いるプリンスエドワード島緑の党は、世論調査では昨年8月以来ずっと一番人気だったので、州政権獲得の期待が高まっていました。かろうじて政権与党となった進歩保守党は、緑の党と連立することになるでしょう。
カナダ緑の党の党首エリザベス・メイ下院議員は、プリンスエドワード島緑の党の勝利を祝い、社会的公正・気候変動対策に向けてプリンスエドワード島緑の党への期待を述べました。
カナダでは10月に連邦議会選挙が控えており、この勢いが影響を及ぼすだろうと見られています。