【呼びかけ】10万円給付金_市民による再分配アクション! 緊急支援カンパを
新型コロナウイルス感染症によって通常の経済・生活活動が制限されることで、多くの人が困難を抱え追い詰められています。とりわけ「所得」と「住まい」という生活の基本的ニーズさえ脅かされる人が急激に増えています。
しかし、困難を抱えた人を支援するためのさまざまなセーフティーネットは、残念ながら十分に機能しているとは言えません。所得制限などのさまざまな給付条件、申請書類の煩雑さ、手続きに時間がかかるなど、急がれるべき支援が行き届いていません。象徴的な事例として、失業者を出さないための雇用調整助成金は相談件数の0.1%しか支給されていない(4月24日時点)、と指摘されています。
このような中で世論に押されて政府が決定した「すべての人への10万円の給付」は、緊急性と普遍性の観点から歓迎します。しかし、生活困難者への支援としては、極めて不十分と言わざるをえません。コロナ対策の長期化が想定される中での、ひと月足らずの支援にしかなりません。
こうした事態は、日本だけでなく世界的に広がり、とりわけ途上国では深刻です。
緑の党は、このような現状を踏まえて、10万円の給付金を積極的に受け取って、生活困難者への寄付を行うことを呼びかけます。いわば、市民による支えあいのための再分配アクションです。ただし、あくまで生活に余裕のあるみなさんへの呼びかけです。
寄付先は、多様な分野と多数の団体がありますが、緑の党としては、信頼・協力関係があり、「最も困難な状況に追い詰められている人々を支援する」ために立ちあげられた団体・枠組みを2つ紹介します。
反貧困ネットワークなどが立ちあげた「新型コロナ災害緊急アクション」の 「新型コロナウイルス:緊急ささえあい基金」 https://corona-kinkyu-action.com/sasaeai/ |
緑の党と協力関係があるFoE Japanなどが呼びかけている支援の枠組み 「COVID-19禍で困窮する フィリピン先住民族や労働者への寄付のお願い」 https://foejapan.org/aid/doc/200508.html |
多くのみなさんが、この呼びかけに応えて市民による再分配アクションへ参加されることを期待します。コロナ危機が、社会的連帯・支えあいが広がる契機となることを願って
2020年5月13日
緑の党グリーンズジャパン