【アクション報告】規制委員会は柏崎刈羽原発再稼働を許すな!
東京電力に原発を動かす資格はない。規制委員会は柏崎刈羽原発再稼働を許すな!
反原発自治体議員・市民連盟 武笠紀子(緑の党ちば)
原子力規制委員会は、田中俊一委員長の9月18日(月)の任期切れを前に、東京電力柏崎・刈羽原発の再稼働に「合格」を与えようとしていました。田中俊一委員長にとって、最後の委員会となるはずだった9月13日(水)に合格を出すのではと推測されたため、『原子力規制委員会毎週水曜日昼休み抗議行動』と『再稼働阻止全国ネットワーク(反原発自治体議員・市民連盟も加入してます)』と『原子力規制を監視する市民の会』との3団体が、「東京電力の柏崎刈羽原発再稼働を許すな!」の抗議行動を行いました。
当日の規制委員会では、一人一人の委員から発言があったとか。「東京電力に原発再稼働にあたっての技術力が無いとは言いきれない」との意見出たものの結論は先送り、なぜか田中委員長の任期を22日(金)まで延期。
そして、田中委員長の元で最後に開かれた20日(水)の原子力規制委員会の会議に、東京電力の小早川社長を呼び、原子力規制委員会が示した「福島の復興や福島第一原発の廃炉と賠償をやりとげるとともに、終わりなき原子力の安全向上に取り組んでいくこと」という条件を受け入れると表明させました。
これにより27日(水)の原子力規制委員会で事実上の合格が出る予定で、田中俊一委員長の置き土産となりました。退任会見で「東京電力には約束したことをきちんと守っていくことを求めたい。規制委員会に対してだけでなく、国民に対する約束だと言っているので、そういう意識でやってもらいたい」と発言。これでは、原発再稼働についての「規制基準審査」ではなく、精神論です。
東京電力の経営は、すでに事実上破綻しており、自力では福島第一原発事故の収束もできず、原発事故原因も不明なままです。東京電力に原発再稼働の資格はありません。
あきらめず、今後も抗議を続けていきましょう。
↑朝日新聞9月14日朝刊 35頁紙面より(中央に写っているのが筆者)
<参考>
*朝日新聞デジタル 2017年9月14日記事
⇒http://www.asahi.com/articles/DA3S13131737.html