【報告】COP21成功へ向けた「地球“B”はない」COOL EARTHキャンペーン
COP21成功へ向けた
「地球“B”はない」
COOL EARTHキャンペーン
ご参加・協力ありがとうございました。
緑の党グリーンズジャパンCOP21チーム
2015年12月12日夜(現地時間)、全世界196カ国が参加したCOP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)において、「パリ協定」が採択されました。
温室効果ガスの削減目標を先進国のみに割りあてた京都議定書体制と比べ、今回は、参加した196カ国すべてが産業革命以降の気温上昇を2℃未満、1.5℃に抑えることを決意したものです。グローバル・グリーンズ憲章や緑の党グリーンズジャパンが主張してきた気温上昇を1.5℃に抑制するという目標設定は、小島嶼国連合や一部の開発途上国が中心となって主張してきた目標値ですが、これに先進工業国が歩みよる形で合意形成にいたりました。
今回のCOP21における成果を要約すると次の通りです。
■180以上の国々がCOP21の前に、CO2排出の削減へ向けてそれぞれの国の計画を提出
■産業革命以降における地球の平均気温上昇を2℃未満、1.5℃に抑えることで合意
■参加国は2050年から2100年までに純排出量をゼロにすることを約束
■参加国は5年ごとに進歩状況を確認・評価し、最初の確認は2023年に行う
■気候変動に対応するため2020年までに1000億ドルの気候基金をつくる
■異常気象による甚大な損害に対し、世界的な損害賠償のメカニズムをつくる
緑の党では、11月1日(日)の『土と平和の祭典2015(日比谷公園)』でおこなった「地球を冷やせ!だけども熱く気候をトーク」を出発点として、全国でさまざまなキャンペーンを展開しました。
キャンペーンの詳しい報告と地球温暖化に関するデータは→
my Cool Earthキャンペーン/やめるキャンペーン
エネルギー消費を減らすために、現在のライフスタイルを変えることも大切です。「やめるキャンペーン」では党員・サポーター、それ以外の方も含めて100名近くの方から写真をいただきました。駅頭では一般の方々や子どもたちにも参加してもらうことができました。
全国自治体申し入れ&街頭宣伝
12の県(東京、長野、埼玉、千葉、愛知、三重、新潟、福岡、静岡、神奈川、大阪、兵庫)において、気候変動への対応申し入れと街宣を行い、高砂市、赤穂市では石炭火力発電所新設についての申し入れを実施しました。こうした緑の党の取り組みは、長野、東海、静岡などのメディアにも取り上げられました。
アースパレード東京&京都
パリCOP21直前、世界各地で気候変動問題への対応を求めて数多くのデモが行われました。緑の党でもClimate Action Now!キャンペーンの賛同団体となり、環境NGOと連携しながら東京と京都で行われたアースパレードの運営やコーラーとしても参加しました。
全国自治体議会いっせい質問
12月議会で30以上の自治体議員が共同実施を予定しており、緑の党グリーンズジャパンでは引き続き3月議会に向けて1割以上(180自治体)をめざして呼びかけていきます。
*質問の報告などはこちらのサイトにアップします→
他の政党があまり行っていない今回のCOP21へ向けたアクションを通じて、環境政党としてのポジションをアピールするとともに、地球規模の問題に対するグローバルな政党としての役割を再確認しました。また、社会運動という側面が強い活動でありながら、自治体議員をかかえる政党だからこそできるアクションも実施できたと思います。
ご参加、ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
さて、野心的な目標は設定されましたが、実現へ向けたこれからの行動が大切です。子どもたちの未来、持続可能な社会に向けて、引き続きアクションを起こしていきましょう!