【報告】ストップ川内原発再稼働!鹿児島集会に全国から7500人が参加
【報告】ストップ川内原発再稼働!鹿児島集会に全国から7500人が参加
9月28日に行われたストップ川内原発再稼働!鹿児島集会。参加者は7500人。過去最大規模の反原発集会にのぼったと言われます。 9月24日に発表された九州電力の太陽光発電接続保留措置や9月27日の御嶽山噴火など、気になる出来事が続いているなか、緑の党からもバスなどを仕立てて駆けつけました。
九州の参加者から報告・感想が寄せられました。
【報告】ストップ川内原発再稼働!鹿児島集会に全国から7500人が参加
9月28日、鹿児島市で「ストップ川内原発再稼働!全国集会」が開かれ、福島県をはじめ全国から7500人が集まり、“川内原発1・2号機の再稼働を止め、廃炉へ”“全国すべての原発の再稼働を許さない”という声が響きわたった。鹿児島市でこれほどの原発反対の集会が開かれたのは初めてのことだという。
集会は、主催者を代表して向原祥隆さん(反原発・鹿児島ネット代表)が、火山の噴火による影響は小さいという九電の主張を丸のみした原子力規制委を批判し、審査がでたらめで再稼働するのは許されないとあいさつした。
「1000万人アクション」の鎌田慧さんや首都圏反原発連合などからのあいさつや、特別ゲストの菅直人元首相も登壇し、御嶽山の噴火を例にあげて、規制委の審査を批判した。その後、国会議員や福島第一現地や佐賀県の玄海原発に反対する人たち、隣県の宮崎県そして、いちき串木野市、薩摩川内市の住民からの発言があった。集会はアピールを採択し、市街地を2・5キロパレードした。
パレードは、思い思いの気持ちを込めた幟や横断幕を手に持ちアピールした。またサウンドや、趣向をこらしたコスチュームで踊りが繰り広げられた、とても開放的なパレードだった。いっぽう、右翼の大型街宣車がパレードと並行して走り、大音量で時代錯誤的なアピールを行い、パレード中の子どもが泣き出し、逆に市民のひんしゅくを買う始末だった。
九州の緑の党の会員は、大分県や福岡県を中心に参加した。福岡からは、「あらきと市政をつくる会」「ふくおか緑の党」のよびかけでバスを貸切り、35名が参加した。往復のバスの中では、自己紹介や脱原発などのアピールや討論、コントなどもあり交流が深まった。参加者の中には、「デモに初めて参加したが気持ちが良かった」「20数年ぶりに参加した」という声も聞かれた。また、福島県や関東からの自主避難の方もおられ、九州ではうかがい知ることができない福島原発事故が与えた深刻な被害を改めて感じさせられた。
車中での交流ののち、脱原発に向けてさらに取り組みを強めていくことや来年の福岡市議選に立候補予定者からの決意表明も行われ、共同の取り組みを確認した。新しいスタートについたという印象の鹿児島集会であった。
【報告】ストップ川内原発再稼働!9.28全国集会に参加しました
ストップ川内原発再稼働!9.28全国集会に参加してきました。 鹿児島市の中心部にある天文館公園には、全国から7500人が集まり、「再稼働は絶対に許さない!」の思いをアピールしました。
前日の9月27日に御岳山が突然に噴火し多くの犠牲者が出た直後で、火山噴火予知などできないことが明白になり、火山に囲まれた川内原発の規制委員会の審査書決定がいかに再稼働ありきの安全を無視したものであるかが、誰の目にも明らかになった現実の中での集会でした。
県内では、いちき串木野市の全住民の過半数を超える署名をはじめとする住民の再稼働に反対する意思表示が次々に行われています。10月9日からは鹿児島県 内5カ所で住民説明会が開かれます。県はこの説明会を「通過儀礼」化し再稼働へのゴーサインを出そうとしているようですが、県民が許さないでしょう。
先だって9月24日、九州電力は太陽光発電などの再生可能エネルギー電力の接続申し込み中断を突然に発表。これまでの申請分だけで1260万キロワット、 電力が余って大規模停電を起こす危険性があるという理由。要するに九州は太陽光発電で充分にまかなえるってことで、「原発廃炉は九州から」をうたい文句に 「さよなら原発」の先陣をきる名誉ある電力会社になれるってことなんですよね。