【報告】7.20 台湾緑の党学生メンバー 金君との交流会
【報告】7.20 台湾緑の党学生メンバー 金君との交流会
東京都本部会員 R.O.
日本に留学中の台湾緑の党学生メンバー金君との交流会が実現しました。
○日時 : 2014年7月20日(日) 17時~19時
○場所 : 緑の党東京事務所報告
○報告 : 金旻頎さん(台湾緑の党学生メンバー)
○参加 : 21名
○テーマ:
①台湾緑の党の現状
②立法府占拠学生運動
③台湾反原発運動
内容は3月から4月にかけて展開された、立法府選挙運動を中心に、活発な台湾緑の党の活動を実感することができました。参加者と金君からの感想を掲載します。
今回の企画のきっかけは6.1官邸前行動で金君に出会ったことでした。 資料を作らねばと相談したところ、3つのテーマとも素晴らしいプレゼ ン資料を作ってくれました。感謝!
さて今回のメインのテーマは立法院を占拠した「ひまわり学生運動」についてでありました。
その背景には台湾における政治 的な背景と共に、学生や若者が置かれている社会的な背景、つまりグローバル経済と新自由主義による将来への不安、深刻な閉塞感にあることがわかりました。 日本とまるで同じです。日本との違いは何か?それは政治との「回路」だと思います。
台湾の学生たちは民進党や多くの市民を味方につけ、馬英九政権とも渡り 合いました。まさに自分たちが動けば政治が動くことを実感しているのです。これは長い戒厳令下を経験した血の成果なのかもしれません。
日本において、もうかつてのように学生たちが狭いイデオロギーの下に結集することはないでしょう。しかし台湾の若者たちと同様に閉塞感のなかで追い詰められている彼らは「回 路」をもとめているのではないでしょうか?これまでの長年に渡る政治との「回路」とは利権を分け合う1%の人たちのものでした。長い時間をかけて99%の 「回路」を意図的に寸断してきたともいえます。時間はかかります。しかし地域における場作り、ていねいな政治との「回路」を作ってゆくことが私たちの役割 だと感じました。
グローバル・グリーンズの仲間とともに!とにかく元気をもらいました。金君ありがとう!
(金君からのメッセージ)
千葉に交換留学している私はある抗議活動で日本緑の党のメンバーと知り合いました。
それをきっかけに、今回の交流会で日本のメバーたちと交流することができました。私は社会問題の専門家ではないから、話し合いを深めることができなくてちょっとすみませんでした。しかし、日本で台湾のことについて紹介することができて、本当に喜んでいます。
交流会では、台湾緑の党の現状、台湾における原発問題、学生による立法院占拠を話し合って
ました。特に、日本のメンバーたちと一緒にこの前の台湾の学生運動を議論したのです。今回の運動をきっかけに社会に関心を持つうになった学生は多かったです。集会に参加した学生は多かったが政治に関心を全然持たない学生は少なくないと私思います。今回の占拠をきっかけに、政治に関心がある学生が増え続けてほしいです。
交流会によると、日本現在、若者たちの政治意識はあまりないようです。しかし、日本のみんなは頑張っているから、きっと関心がある若者の数が増えると私信じています。政治に関心を持つのは余計なことではない、当たり前のことです。
自分がこの土地に生活しているから、この土地のことに関心があるべきだ。自分の国のことは自分で決めるべきだ。今回の交流会ができて本当によかったと思います。
みんなの母語は違いますが、目標は同じです。生活を送りたい、緑の土地に住みたい、平和な世界を得たい。これからも、自分の小さな力で、世界のグリーンズと手を繋いで頑張りたいと思います。
○感想
●台湾の学生が「政治とは自分たちのことだからから参加する」という意識だと知り、感動しました。それとともに日本人はどうすべきか、問われていると思いました。
●「政治」は自分たちにも関係のあることだからと行動に移してきた金君の姿に感銘を受けました。国を超えて存在している緑の仲間に会えて力をもらいました。金君、ありがとう。
●金さんから、台湾の動き、台湾緑の党の動きが聞よかった。またこういう会合あった方がいい。
●台湾と日本の政治に対する意識の違いをリアルに感じました。企画していただきありがとうございました!
●すばらしい企画をありがとうございました。われわれ日本人は台湾のことをもっと知る必要があります。
以上です、ありがとう!