【報告】京都府・Ⅹバンドレーダー基地建設に反対する現地行動
【報告】京都府・Ⅹバンドレーダー基地建設に反対する現地行動
緑の党共同代表 長谷川羽衣子
2014/4/22
4月20日、近畿各地の市民団体で作る「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」が、京都府北部の予定地付近で反対集会を開きました。京都の緑の党もバスを連ねて、会員・サポーター、支持者、そして様々な活動を行っておられる方々、合わせて約50名で参加しました。私自身も、四カ月になる子どもと一緒に4・7キロを歩きました。
参加者は、現地の方々を含めておよそ400人。デモが通りかかると、沿道の住民の方々が手を振って賛同して下さいました。家族みんなで拍手で見送って下さった家もありました。
Xバンドレーダーは北朝鮮などの弾道ミサイルを想定し、これを探知、追尾するとされる高性能レーダーで、青森県つがる市の航空自衛隊車力分屯基地にも配備されています。米軍はこれを、「天の橋立」などの名勝地が連なる京都府北部にある、京丹後市の航空自衛隊経ケ岬分屯基地に配備する計画を進めています。防衛省によると、米軍は約5ヘクタールの基地を整備し、約160人の軍人・軍属の配属を計画しています。工事が始まる5月から米軍人らが市内に入り、12月末にはレーダーが本格運用される予定です。
Xバンドはマイクロ波の一種で、巨大なレーダーは周辺住民の健康や環境に多大な悪影響を与える恐れがあります。また、このような施設が出来れば、この地域が攻撃の対象にされる懸念も高まります。これについて、住民説明会などでは「本当に安全と言えるのか」、「住民で米軍基地賛成の者はいない」など、住民たちから反対や不安の声が多数あがりました。にもかかわらず、京丹後市長と京都府知事が受け入れを表明したため、強引に基地建設が進められようとしているのです。
政府や自治体は、住民の安全を第一に考え、基地の建設の受け入れを撤回すべきです。私たち緑の党は、京都府丹後市の基地建設に反対します。
毎日新聞 2014年04月21日 地方版
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/m20140421ddlk26010292000c.html
京都新聞 2014年04月20日
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140420000111