【談話】戦後81年にあたって-野蛮な戦争と専制の拡大をくい止め、平和で公正な世界の構築へ-

【談話】戦後81年にあたって-野蛮な戦争と専制の拡大をくい止め、平和で公正な世界の構築へ-

2026年8月15日                       
緑の党グリーンズジャパン 共同代表
中山均 漢人あきこ
尾形慶子 八木聡

本日、81年目の「終戦の日」を迎えています。アジア太平洋の広範な地域への日本による侵略戦争、そして日本本土への空襲、沖縄での島民を巻き込んで戦われた凄惨な地上戦、広島・長崎への原爆投下などによるおびただしい数の国内外の犠牲者に、心より哀悼の意を表します。

昨年の終戦の日から1年を経て、「平和」をめぐる国内外の状況は一層深刻さを増しています。ウクライナへのロシアの侵攻、ガザでのイスラエルによるジェノサイドは今も続き、アメリカ・イスラエルによるイランへの一方的攻撃から始まった中東での紛争の拡大は世界経済を混乱させています。この混乱と紛争で多くの市民の暮らしが破壊され、心身も傷つき、命も失われ続けています。大国の権力者たちの不当な専制と横暴の前に、国際秩序の無法化・無力化が進んでいます。また、権力者たちは、平和を破壊しているだけでなく、深刻な気候危機を無視している点でも共通性があります。

日本でも、自民・維新を与党とする高市政権は4月、殺傷能力のある武器輸出を解禁し、来年度には9兆円台を超える軍事予算を提案しようとしています。さらに、自民党内の異論をも押し切る形で、国論を二分するような国家主義的・強権的な法案を次々強引に成立させてきました。そして、「安全保障環境の厳しさ」を理由に、憲法「改正」を明言し、「安保3文書」の改定を進め、その中で非核三原則も見直し、これまでの日本の安保外交方針を大きく転換させようとしています。気候変動対策にも消極的で、原発の新増設も進めようとしています。

野党の中でも参政党などがこれらの動きをより露骨な形で後押ししているだけでなく、他の野党の一部もこれに直接・間接的に手を貸しています。また、こうした動きと半ば並行・連動して、悪質な排外主義、気候危機の否定、デマやフェイクの拡散が、国会内外で進んでいることも深刻です。

このような状況の中でもなお、世界中の人々との平和なつながりの中で、地球のかけがえのない豊かな自然環境と地域の多様性を大切にし、分かち合い、支え合う公正で持続可能な社会の実現の重要性を訴え続けなければなりません。私たちの社会が生み出した格差や貧困に向き合い、人類自らがもたらした気候危機に対し、権力者たちの横暴や専制、「自国ファースト」、利益優先のグローバル経済の拡大ではなく、人権や多様性、未来世代への責任を優先する地域・国際社会を実現するための政治の必要性が、これまでよりも一層問われています。

戦後81年の節目を平和危機・地球環境・社会・経済・政治の未曾有の危機的な状況の中で迎えるにあたって、私たち緑の党グリーンズジャパンは、政治を変革し、希望を失わない全ての人々とともに、励まし合いながら、平和と民主主義への私たち自身の決意と誓いをあらたにし、これからも行動を続けます。