【世界のみどり】デンマークに最も緑の政府が誕生!大臣の半分以上が女性!

世界のみどり: デンマークに最も緑の政府が誕生!大臣の半分以上が女性!
6月3日、デンマークの現首相のメッテ・フレデリクセン首相(社会民主党)が率いる新しい連立政権に、第2党のデンマーク緑の党・グリーンレフト(Socialist People's Party)が他の2政党とともに参加することになりました。さらに閣外からオルタナティブ党が、赤緑連合とともに協力します。グリーンレフトも、オルタナティブ党もヨーロッパ緑の党の一員です。
新連立政権の大臣は、フレデリクセン首相を含む過半数が女性です。グリーンレフトは5人の大臣を出していますが、うち4人が女性。今回の「女性11人・男性10人」という構成に大きく貢献しています。グリーンレフトの大臣は下のとおり。
ヤコブ・マーク 児童・高齢者・住宅大臣
リスベト・ベック=ニールセン 社会安全保障・危機管理大臣(女性)
マリア・ロイメルト・イェアディング 環境大臣(女性)
シーネ・ムンク 都市・地方・運輸大臣(女性)
ピア・オルセン・デュア 経済・内務大臣(女性、党首、写真中央)
3月24日の総選挙で、フレデリクセン首相率いる社会民主党が第1党を維持したものの、大きく議席を減らした(12議席減、38議席になった)一方で、グリーンレフト(緑の党)は得票率11.6%、5議席増の20議席を獲得し、第2政党となりました。しかし、左派・右派どちらの政治グループを足しても過半数(90議席)には届かなかったので、政権交渉が長引きました。鍵を握った中道勢力の穏健党(14議席獲得)が左派グループとともに現政権を支えると決め、6月3日連立政権が樹立しました。
連立協定には、果物や野菜の付加価値税の廃止、学校や保育園などの公共サービスへの投資、若者への公共交通機関の無料提供など、子供や若者の教育などへの支援策や持続可能な農業政策など14項目が示されました。エネルギー分野では、2030年までに天然ガスから脱却し100%グリーンガスとする目標、北海・バルト海での洋上風力発電の積極導入などが記載されています。「今までで最もグリーンな政府ができた」と言われています。
一方で連立協定には、国家安全保障体制の強化にも言及しており、2030年に防衛・危機管理への支出を少なくともGDP比5%(うち防衛分野は3.5%)まで拡大させる目標です。ロシアのウクライナ侵攻に伴う安全保障強化や、トランプ米政権が関心を示す自治領グリーンランドを巡る外交交渉が最優先課題となっています。


