【世界のみどり】ドイツ緑の党、総選挙で議席減るも第4党
2/24ドイツ連邦選挙にて、ドイツ緑の党は得票を減らしつつも85議席(定数630)を獲得し、第4党となりました。前回(2021年)は、環境問題への大きな関心の高まり「グリーンウェーブ(緑の波)」のおかげで118議席(定数630)を勝ち取り、第3党に躍り出て連立政権に参加していました。その後、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻によって、国民の関心は移民問題と経済政策に移り、気候・環境は3番目になったという調査があります。厳しい状況の中でも、今回の連邦選挙で緑の党は、85議席(得票率3.1ポイント減)と持ちこたえました。
(参考)世界のみどり 2021年9月
第1党に返り咲いたのは中道右派CDU/CSUで、これまでの寛容な難民政策と積極的な温暖化対策を見直すことが危惧されます。また、極右AfD党が、議席を倍増し第2党になったことも深く懸念されます。社民党は9.3ポイント減らし第3党になりましたが、CDU/CSUは社民党と連立交渉に入る模様です。
(参考)ヨーロッパ緑の党facebook
