【世界のみどり】韓国緑の党 前副共同代表 キム・ヘミさんとの懇談会

 韓国緑の党のキム・ヘミさんが来日し、7/14、グリーンズジャパン共同代表の漢人あきこ都議の事務所で懇談の場を持ちました。

 グリーンズジャパンからは、漢人共同代表、ブランシャー明日香杉並区議、斉藤うめ子ニセコ町議などオンラインも含めて7名が参加、韓国からは同じく来日中の政治学者パク・サンフンさんも同席し、東大留学生キム・テンヨクさんの通訳で有意義で楽しい時間となりました。
 
 キム・ヘミさんは、韓国緑の党から2020年と今年2024年4月の2回の総選挙に立候補、韓国緑の党副代表 (2023.5月~2024.2月)も務めています。

■韓国は自治体選挙も小選挙区制

 韓国緑の党は、毎回の自治体選挙、国政選挙にチャレンジし、昨年6月には世界の緑の党が集まるグローバル・グリーンズ大会を開催するなど、多くの若い党員も参加して活発な活動を展開しています。
ところが、国会議員だけではなく、自治体議員もひとりもいません。
今年4月の総選挙は、正義党と選挙のための連合政党「緑色正義党」を構成して臨みましたが、当選者を出すことはできませんでした。大統領の与野党対決に注目が集まるなか、小政党は埋没してしまう傾向が強まったことによるとのことでした。
また、韓国は自治体選挙も地域が区分された小選挙区制で、選挙区ごとの当選者は2~3名というなかで、小政党が議席を得ることは相当に困難な状況にあります。
韓国緑の党は、春の総選挙の結果などを受けて、真摯な方針議論が行われているようです。

■東アジアの緑のネットワークを

 韓国、台湾、日本の緑の党は、この間もさまざまな連携した活動を行ってきました。アジア太平洋グリーンズ連盟(APGF)のなかでも、特に東アジアの仲間として、平和、気候危機、脱原発、福島原発処理汚染水放出問題など、今後も連携を強化していくことを確認しました。