【世界のみどり】イギリス、フランス緑の党が、総選挙で大勝利!

イギリス、フランス緑の党が、総選挙で大勝利!

ヨーロッパ議会選挙(6月6日~9日)では、極右が台頭し、緑の党を含むリベラル政党は議席を減らし、重苦しい空気が流れました。

(参照)世界のみどり https://greens.gr.jp/notice/world-news/36574/

イギリスで緑の党は下院議員を4倍に
ところが、イギリスでは逆でした。UK緑の党(イングランド&ウェールズ緑の党)は、5月の全国自治体議員選挙で、74議席増やし812議席に達するという史上最高の勝利を手にしました。
(参照)BBC https://www.bbc.com/news/uk-68956733

UK緑の党はその勢いに乗って、7月4日下院選挙で、小政党に不利な小選挙区制にもかかわらず、議席を1から4に増やす快挙を実現しました。政権は、保守党から労働党に交代しました。保守党政権の時にUKはEUから離脱しましたが、緑の党らはUKがEUに復帰するように働きかける力となるでしょう。

(参照)UK緑の党 https://greenparty.org.uk/

フランスでは、緑の党など左派連合が大逆転!
フランスのマクロン大統領は、与党がヨーロッパ議会選挙で大敗したことを受けて、解散総選挙に打って出ました。6月30日投票第1ラウンドで極右のRN(国民連合)が得票を大きく伸ばしたことに危機を感じて、左派連合(新人民戦線)と与党連合は、選挙協力をして7月7日の決戦投票に挑みました。その結果、左派連合が第1会派(178議席)に、与党連合が第2会派(156議席)となり、極右政党を第3会派(142議席)に抑えることに成功しました。

左派連合の一員である緑の党は、大躍進しました。緑の党は2022年の前回総選挙で、グリーンウェーブと野党共闘(NUPES)のおかげで15議席に躍進しましたが、今回、さらに倍増以上の33議席獲得という大勝利になりました。

緑の党の党首マリン・トンデリエ氏は「社会正義が勝利した。環境正義が勝利した。人民が勝利した!」と勝利宣言しました。

(参照)フランス緑の党の下院議席数の推移

Europe Elects
https://x.com/EuropeElects/status/1810228132185780227/photo/1