【声明】ガザへの侵攻と虐殺の即時停止を！

2023年11月14日
緑の党グリーンズジャパン運営委員会

ガザ地区への攻撃をめぐり、イスラエルは「戦争の新たな段階に入った」「第二の独立戦争だ」などと一方的に宣言し、地上侵攻を含め攻撃を激化させています。病院も機能せず、新生児や傷病者を含む多くの民間人が命を落とし、文字通り人道危機の真っただ中にあります。

今回の大規模衝突の直接の発端となったハマスの無差別テロが許されないことは当然ですが、それがイスラエルの大規模な戦争犯罪を許す根拠にはなりません。また、APGFの声明（※1）でも言及している通り、今回の紛争は今年の10月7日に始まったのではなく、イスラエルの建国に伴うパレスチナ人の追放、イスラエルによる入植と占領によって始まった歴史の中で認識する必要があります。

イスラエルの大規模地上侵攻に先立つ10月28日の国連総会緊急特別会合では、「人道的休戦」を求める決議案を121カ国の圧倒的多数で採択しました。しかし、これに反対した米国などだけでなく、棄権票を投じた日本政府などの行動も、イスラエルのガザへの軍事侵攻を事実上容認するメッセージとなったと言わなければなりません。国際法や度重なる国連決議に反して武力による占領と入植の強行を重ねるイスラエルの蛮行を許している責任の一端は、今回のような国際社会の声に反する姿勢を続けてきた欧米各国や日本にもあります。私たちは、これを厳しく批判し、強く抗議します。

私たちは、イスラエルの蛮行を強く非難し、軍事行動をただちに停止するよう求めるとともに、日本政府に対しても、この非人道的な戦争をただちに停止させるため、イスラエル政府やその後ろ盾となっている米国を含め、あらゆる関係者に強く働きかけるよう、重ねて要請します。
そして、世界中で平和を求めて立ち上がる市民たちとともに、私たちも行動を続けます。

註1、APGF声明
https://asiapacificgreens.org/news_statement/apgf-statement-on-gaza/

PDFファイル→ https://greens.gr.jp/uploads/2023/11/Seimei_Gaza2.pdf