【世界のみどり】ドイツ緑の党のベアボック氏、首相になる可能性高まる
9月のドイツ連邦議会選挙に向けて、緑の党は、4月19日アンナレーナ・ベアボック氏(写真)を首相候補に選出しました。5月7日公表の世論調査によると、メルケル首相の与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を抑えて緑の党が支持率首位に立ち、緑の党の首相が誕生する可能性が高まっています。緑の党は、5月19日連邦議会選挙マニフェストを発表しました。
ベアボック氏は「気候を守ることは(自分たちや次世代の)自由を守ること」と述べ、2030年までに温暖化ガスの排出を70%削減、ヨーロッパ・グリーン・ディール政策、人権重視の移民政策などを訴えています。ヨーロッパの大国ドイツに緑の連立政権が誕生すれば、気候正義に向かうリーダーになるでしょう。
〈参考〉
ベアボック氏を首相候補に選出(ヨーロッパ緑の党HP)
ドイツ緑の党、連邦議会選挙マニフェストを発表(ヨーロッパ緑の党HP)
https://www.gruene.de/artikel/wahlprogramm-zur-bundestagswahl-2021
ドイツ、緑の党が支持率首位(日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR084OC0Y1A500C2000000/