【世界のみどり】ベルギーで2つの緑の党が連立政権入り!:EUで6番目の緑の政府!

 9月30日、ベルギーの2つの緑の党、Ecolo(環境)とGroen(緑)が連立政権に加わることに合意し、これらを含む7政党が連立政権を組むことになりました。スウェーデン、フィンランド、アイスランド、オーストリア、アイルランドに続き、緑の党が政府与党になったのは、ベルギーがEUで6番目です。

 欧州緑の党の共同代表エベリネ・フイテブロックは次のようにコメントしました。
「最近のフランス、ドイツの緑の波に続いて、ベルギー緑の党が政府に加わったというニュースを聞き、大変うれしいです。私たちは、緑の党としてコロナ危機から回復するために、社会を持続可能で公正・平等な道に導く解決策や提案をしてきました。これらを実現する時です!」

 ペトラ・デ・サッター(Groen)とジョルジュ・ジルキネ(Ecolo)が新しく副首相に指名され、次のようにコメントしました。
「責任は大きいですが、果たす用意があります。必要なエネルギー転換とともに、気候・環境・持続可能な発展・交通・ジェンダー平等などの政策を速やかに実現し、大胆に気候変動と闘います。EcoloとGroenは、口だけではなく行動で解決策を示すように頑張ります。」

欧州緑の党HPより
https://europeangreens.eu/content/belgian-greens-become-sixth-green-party-government-eu
欧州緑の党facebookより
https://www.facebook.com/EuropeanGreens/photos/a.277422362270859/3725364947476566/
https://www.facebook.com/EuropeanGreens/posts/3735440803135647

*副首相として入閣したペトラ・デ・サッターはヨーロッパ初のトランスジェンダー大臣です。それをメディアが騒がないことは、ベルギーでトランスジェンダーがそれだけ受け入れられ、尊厳をもって扱われている証拠です。一方で、LGBTQへの攻撃や非合法化がすすむ国があるなかで、このことは、性的マイノリティの尊重という強力なメッセージを世界に伝えています。