【世界のみどり】グリーンウェーブが止まらない!ポーランドとスイスで緑の党が大躍進
今年の春から、ヨーロッパ各国の国政選挙や地方選挙そしてEU議会選挙で、緑の党が破竹の勢いで議席を増やし、その勢いはますます加速しています。
ポーランド
10月13日のポーランド総選挙では、史上初めて緑の党が議席を得ました。しかも、一気に3議席も。愛国主義与党の「法と正義」党が過半数を占めたことで、気候危機と環境保護を訴える緑の党の前途は多難といえますが、緑の党はエネルギー問題や政治腐敗との闘いを強化することでしょう。
欧州緑の党HPより
https://europeangreens.eu/news/poland-elects-three-green-mps
一方、10月20日のスイス連邦議会選挙では、最大与党・国民党が12減の53議席となる中、緑の党(左派)が17増の28議席となり第4党に、自由緑の党(中道)は9増の16議席となり、極右政党の台頭を食い止めました。 スイスアルプスのピツォル氷河が今年消失したことは、気候危機が身近にせまり、その対策が一刻も待てないことを明らかにしました。環境問題とともに公正な税制など一貫して訴えてきたスイス緑の党への期待は、ますます大きくなっています。