【談話】東電刑事裁判-旧経営陣3名に無罪-東京地裁の不当判決を受けて
【談話】東電刑事裁判-旧経営陣3名に無罪-東京地裁の不当判決を受けて
2019年9月21日
緑の党グリーンズジャパン共同代表 中山 均
一昨日(9月19日)、東電旧経営陣を刑事告訴した裁判で 旧経営陣3名に 無罪判決が下されました。
津波の予見が可能だったこと、津波予測数値を「小さくできないか」と旧経営陣が現場に働きかけ、対策を先送りしたことなどが元社員から生々しく証言され、検事役指定弁護士が膨大な証拠を示したにも関わらず、原告や被害者、無念の死を遂げた人々やその遺族の声も届かない判決には憤りを禁じえません。
「被告にあまりに甘い判決」「再稼動に前のめりになっている政権への忖度判決」との声も上がっています。
この裁判に先立つ民事訴訟では、国や東電の責任が明確にされています。この無罪判決はその責任を消し去るものではないことをあらためて確認し、国や東電は原発事故の早期収束と環境回復、避難者や被災者への支援に全力で責任を果たすべきだと強く訴えます。
原発の無い社会に向けて、私たちもさらに行動し続けます。
*判決への具体的な評価は後日公表します
*参考:福島原発刑事訴訟支援団団長・佐藤和良さんのブログより
https://skazuyoshi.exblog.jp/28583657/