【世界のみどり】フィンランド緑の党が国政選挙で歴史的な勝利!
4月14日、200人の国会議員を選ぶ総選挙がフィンランドで行われました。グリーンリーグ(緑の党)は11.5%で史上最高の結果を出しました。得票率は前回から3ポイント増え、国会議員20人(5人増)になりました。党首ペッカ・ハアヴィストが、気候、教育および平等を重点においた前向きで元気いっぱいのキャンペーンに火をつけたのです。緑の党は、全国では5番目、首都ヘルシンキでは最も人気のある政党となりました。緑の党の議員20人のうち17人は女性です!
中道右派政府は、多数を失いました。パートナーの国民連合党(ヨーロッパ人民党のメンバー)だけが、かろうじてポジションを維持しました。社会民主党が最大政党になりました。ただし、得票率17.7%・議員数40人ですが。他にも、左派政党が伸びました。20年間もがき苦しんだ末、左派の諸政党は、選挙での勝利を持ってトレンドの逆転を明らかにしました。
外国人を嫌悪し気候変動を否定するフィンランド党(欧州議会の保守主義・改革主義者グループ)は、17.5%という高い支持を維持し、39人の国会議員を獲得して第2政党になりました。
政党間の政策の違いは小さくても、連立政権はそれほど容易ではないでしょう。しかし、社会民主党が首相をたて、連立政権樹立の役目を果たすでしょう。選挙結果を見れば、緑の党と左派政党が連立のパートナーになるはずです。政権樹立に十分な議員数を獲得するために、中道右派政党が1党か2党必要です。フィンランドでは、安定的な働く政府を形成するために、5党か6党が連立することは全く珍しくありません。今回もそうなることを期待しています。
グリーンリーグ(フィンランド緑の党)スポークスパーソン:マルコ・ウルヴィラ
*参照
・選挙結果⇒https://vaalit.yle.fi/ev2019/en/parties/13
・ニュース記事⇒https://yle.fi/uutiset/osasto/news/sdp_takes_top_spot_populists_rally_heavy_losses_for_pms_centre_in_finnish_election/10739392
・フィンランド緑の党ウェブサイト⇒https://www.greens.fi/