【世界のみどり】ドイツ統一記念日レセプションに参加して
ドイツ統一記念日レセプションに参加して
報告:共同代表 松本なみほ
10月3日、神戸市内で開催されたドイツ統一記念日レセプションにお招きいただき、参加させていただきました。
約300人の関西に在住する、ドイツ人の方々、ドイツに縁のある方々が来れられていました。
写真:インゴ・カールステンドイツ総領事と
■ドイツの人びとの考動力と客観的視点に学ぶ
今年は統一25周年ということで、「ドイツ統一への道」と題されたパネル展が行われていました。第二次世界大戦後、東西に分断されていたドイツが、どのように統一されたのかが、象徴的な写真と文で綴られています。
1989年12月、雪が降る寒さのなか、東ドイツの改革を要求する老若男女が人間の鎖をつくっている写真。同年11月、ベルリンの壁崩壊直後、東西を自由に往来できる喜びの表情を写した写真から、ドイツの人びとの「考動力」を感じました。
同時に、東西における失業率の比較(西6%、東10%)、指導的地位に着いている人数の差などについての言及から、統一という出来事を客観的に評価し、課題を示し、さらに前進しようという気概に触れました。
このパネル展は2016年3月まで全国各地で開催されるということです。
ドイツ連邦共和国大使館・総領事館>パネル展「ドイツ統一への道パネル」
http://www.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/__events/2015-10-12/2016DerWegzurEinheit.html
■手にとるだけでワクワク! 「ドイツにおけるエネルギーシフト」冊子
国として、2050年までに再生可能エネルギー電力80%という目標を掲げるドイツ、その意気込みを感じさせる素敵な冊子をいただきました。
「再生可能エネルギーへの支援は国民経済の重荷になる」
「再生可能エネルギーを市場に統合するなんて無理な話だ」
「太陽エネルギーはアフリカでしか割に合わない」
こういった批判についての反論が、分かりやすいイラストやデータ図表を用いて示されています。
ページをめくるごとにワクワクする一冊です。
PDFでダウンロードもできます。ぜひご覧ください。
ドイツ連邦共和国大使館・総領事館> 冊子「ドイツにおけるエネルギーシフト-しっかり見てみよう」 http://www.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/01-Willkommen-in-Deutschland/016-Energiewende.html