【報告】イベント〝市民派議員のサバイバル術~流氷のなかを泳ぎ切れ~”
【報告】5月22日 イベント“市民派議員のサバイバル術~流氷のなかを泳ぎ切れ~”
去る5月22日に文京区民センターで開催されたトークイベント、〝市民派議員のサバイバル術~流氷のなかを泳ぎ切れ~”は、約50名の参加者で盛況のうちに終了しました。
パネリストは元千葉県議で現佐倉市議の大野ひろみさん、前大田区議の奈須りえさん、川崎市議の猪股美恵さんでした。
第一部では大野さんが森田県知事を公選法違反で告発した時の顛末や、奈須さんが震災瓦礫の広域処理の問題点を全国の議員で最初に指摘し、終息に貢献した際の話、猪股さんが十数年かけて川崎市営地下鉄計画に反対し続け、1対62をひっくり返して計画を中止に追い込んだ話などを中心に、ご自身が一市民だった時代から、どのように政治にかかわるようになっていったのかを語っていただきました。
第二部では、聴き手に日本アーティスト有意識者会議事務局長の岡田哲扶さん、そしてカリスマブロガーにして「3年後に日本の政治状況をひっくり返すメルマガプロジェクト」仕掛け人の座間宮ガレイさんをお招きし、強引な政治手法を推し進める安倍政権のようなやり方に対して、私たち市民はどのようにすればそれを押しとどめられるのか、それは可能なのかについて、各議員の経験をもとにコメントを頂きました。
この2月に福岡県糸島市議になった藤井よしひろさん(写真左)、この4月に埼玉県秩父市議になった清野和彦さん(写真右)も駆けつけてくださいました。質疑応答の時間にはご自身の直面する現実に基づいた、新人議員とベテラン議員の真摯なやりとりが行われました。
当日の模様の録画はこちらでご覧になれます。
イベント詳細はこちら
第三部は5つのグループに分かれ、各パネリストの方々とざっくばらんな懇談を行いました。
イベント終了後、パネリストの座間宮ガレイさんからは以下のような感想を頂きました。
「とても興味深いイベントでしたね。緑の党は、このイベントをじっくり育てていってほしいと思います。 参加者は確実に増えていくと思います。それくらいイベントの企画自体に力があるなと感じました。」
有名人頼みではなく、企画の中味に共鳴して人が集まるこうした催しを地道に続けて、じわじわと人が増えていくことが、市民力をつけていくことや仲間を増やしていくことにつながるという風に考えてらっしゃるようでした。
参加者の方からは以下のような感想を頂きました。
「参加させて頂きました!バカみたいな事を言いますが、どこかで、政治家って政治家になる人がなるもんだって思ってたんです、なんだか。政治家の2世や政治に精通した人が、なるべくしてなる…みたいな。
だけど、市民派議員というのは必ずしもそうではなくて、私と同じ様な投票行動程度しかしてなかった方が、ある時目覚めてゼロから産声を上げたんだ…という実体験を伺って、物凄く身近に感じました。
投票するたけでなく、応援したり助けたりチェックしたり、私達に出来ることやしなきゃいけないことが、議員さんの要望から良く理解できたのは大きい経験。議会傍聴、行ってみたいです!
選挙に立候補を考えている方には、尚のこと勉強になる生の声だったんじゃないでしょうか。
有意義な時間でした! ありがとうございました。」
市民と議員のコミュニケーションの機会を設け、政治を身近に感じてもらう事や、市民の側からのサポートの仕方を探っていくことが今回の企画の大きな目的のひとつだったので、その趣旨に沿った感想を頂けて、光栄でした。
継続開催を求める声が多数寄せられたので、更に内容を練って次の企画を検討したいと思います。
緑の党広報部 部長 石崎大望