【世界のみどり】フランス緑の党、統一地方選で大躍進、 国政では内閣離脱
3月末に行われたフランス統一地方選挙において、与党では、社会党が大敗を喫する一方、ヨーロッパ・エコロジー/緑の党(以下仏緑の党)は躍進を遂げました。
全国平均の仏緑の党の得票率は11.8%。グルノーブルでは市長の座を獲得しました。
一方、社会党の大敗を受け、国政レベルでは内閣改造が実施されました。政権の右派への接近などに鑑み、仏緑の党は政権から離脱することを決定。「社会党の新首相による政策は、フランス市民の利益を代表するものではなく、その下で大臣として緑の政策を実現させるのは困難であり、閣外から圧力をかけることで緑の理念や政策を実現させるほうがよい」と判断したことが背景のひとつにあります。今後は、野党として、緑の理念や政策を実現するために邁進することになります。
*緑の党からはセシル・デュフロ地域間平等・住宅大臣、パスカル・カナフィン外務大臣付開発担当大臣の2人が入閣していた。
【参考情報】
ヨーロッパ・エコロジー/緑の党ウェブサイト(フランス語)
http://eelv.fr/2014/03/31/municipales-2014-dans-un-contexte-de-recul-a-gauche-lecologie-progresse/
ヨーロッパ緑の党 ウェブサイト(英語)
French celebrate as Grenoble turns Green!
http://europeangreens.eu/news/grenoble-turns-green
Dúflot and Canfin do not intend to take part in the new French government
http://europeangreens.eu/news/d%C3%BAflot-and-canfin-do-not-intend-take-part-new-french-government
みどりの未来【世界のみどり】フランス緑の党から2人が入閣(2012年5月17日)
http://site.greens.gr.jp/pages/user/iphone/article?article_id=55905469