【世界のみどり】ドイツの大洪水、気候変動も災害対策も、連邦選挙の重要争点に


<写真>ドイツ緑の党WEBサイトより

7月15日にドイツやベルギーを襲った洪水で、死者数は170人を超えました。(7月17日時点)この豪雨は気候変動によるとの見方が一般的です。ドイツ緑の党は、これまで最も大胆な気候対策を訴えてきました。しかし、今回の惨状を目の当たりにして、首相候補のアンナレーナ・ベアボック氏は、将来の洪水に備えるために、集中的な災害管理体制と治水・街づくり計画の調整も重要であると述べました。

9月26日予定のドイツ連邦議会選挙を前に7月1日に行われた世論調査では、メルケル首相が所属する中道右派与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を2位の緑の党が追う一進一退の構図となっています。

 

<参考>
独「緑の党」一進一退(毎日新聞)https://mainichi.jp/articles/20210719/ddm/007/030/139000c

ドイツ緑の党は洪水と気候変動の関係を断言せず(ガーディアン記事)https://www.theguardian.com/world/2021/jul/20/germanys-greens-cautious-over-linking-floods-to-climate-crisis