【世界のみどり】オーストリア緑の党は4議席増で過去最多に

過去最多の議席獲得を喜ぶメンバーたち

過去最多の議席獲得を喜ぶメンバーたち


9月29日、オーストリアで5年に一度の国民議会(下院)選挙が行われました。結果は、ユーロ圏離脱を訴える極右の自由党が大幅に得票率を伸ばす中、大連立与党を形成していた社会民主党と国民党がかろうじて多数を確保しました。オーストリア緑の党(緑の党/緑のオルタナティブ、以下緑の党)は得票率を2%伸ばして、12.4%(24議席)と過去最多となりました。新しく獲得した7万票によって、4名の議員を議会に送り込むことに成功しました。

エヴァ・グラヴィシュニヒ党首

エヴァ・グラヴィシュニヒ党首




稼働している原子力発電がなく、現与党連合が原発による電力の輸入依存を脱却する方針を出していたため、緑の党は、難しい局面での選挙戦略を迫られました。しかしながら、緑の党は2008年から党首となった女性議員エヴァ・グラヴィシュニヒ(44)を筆頭候補者として選挙活動を展開し、官僚による汚職問題を追及し、行政の透明性を積極的に訴えました。

また、緑の党では総勢894人にのぼる候補者を立てました。これはオーストリア12政党すべての候補者数2,557人の約3分の1に相当します(国民議会議席数は183)。今回の選挙における緑の党の勝利は、このような各地域できめ細かな選挙展開が出来るような工夫と、参加型民主主義の底上げにも貢献したことが、支持の拡大につながったと考えられます。

情報元
http://www.gruene.at/themen/demokratie-verfassung/sauber-gewaehlt-vielen-dank
http://www.oe24.at/oesterreich/politik/Gruene-900-Bewerber-auf-Bundeslisten/113154831