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【報告】<参加レポート>ドイツ緑の党大会2012.11-16-18 in ハノーファ

2013/01/20

〈概要〉 ドイツ緑の党大会2012で「参加型民主主義」を体験!   国際局長  郡山昌也

 2012年11月16日~18日にハノーファーで開催された「ドイツ緑の党大会」に、「緑の党 Greens Japan」の共同代表、長谷川羽衣子さん、運営委員長の漢人明子さん、それに国際局長の郡山昌也の3人が来賓として招待されて参加してきました。
 今回の招待については緑の党のシンクタンクであるハインリッヒ・ベル財団(ブリュッセル支局)から全面的な支援をいただきました。
 ■大会のテーマ・概要  3日間の党大会のテーマは、党の新しいリーダーシップ、またヨーロッパの未来(EU政策)、社会政策や外交政策などでした。  → 続きはPDFファイル1pへ

*詳細報告・・・郡山昌也のオーガニックブログ参照


〈政策〉 政策について    共同代表 長谷川羽衣子

 ドイツでは、30年以上の脱原発運動の歴史が存在し、緑の党もその中から生まれたと言っても過言ではない。従って脱原発は長年、党の最重要課題のひとつであった。1998年、緑の党は社民党(SPD)と連立を組んで政権入りを果たし、環境大臣に就任したユルゲン・トリティーン氏のもと、3つの大きな環境政策を実現する。
①2022年頃までに脱原発を実現することを決定(2000年に電力会社と合意)
②再生可能エネルギー支援法の制定(2000年施行)
③環境税制改革の実施
 しかし、保守政党であるキリスト教民主同盟(CDU)が再び   → 続きはPDFファイル3pへ


〈組織〉 組織と党大会の運営について   運営委員長 漢人明子

 会場の最前列に席が用意され、代議員のみなさんと同じ分厚い動議書(議案書)をいただきました。登壇者が次々と熱い演説を行い、採決へと進んでいく様子を、通訳さんに訳してもらいながら、読めないドイツ語の目次やプログラムにも必死で想像を働かせた3日間でした。
 大会翌日には、ベルリンの党本部を訪ね、今回の私たちの招待を企画してくれた28歳の若い国際担当理事のスピッツさんに、党の組織について詳しく伺うこともできました。
 1.党員・財政  党費は各支部が徴収し、支部は、党員の名簿と、1人あたり年間約3000円の人数分の会費を連邦本部に   → 続きはPDFファイル5pへ



     

■ドイツ緑の党WEBサイト(党大会2012記録より)
http://www.gruene.de/partei/bdk-in-hannover/heimat-europa.html
新たに発足した日本緑の党の共同代表、長谷川羽衣子は党大会のゲストとして演説、「脱原発と真の民主主義のために私たちは戦います。」
 党大会に日本緑の党からゲストを招いた。この党は2012年7月に発足した。もちろん福島原発事故が結党の理由だ。長谷川羽衣子共同代表は、日本で彼女が感じている困難と無力感について語った。しかし落胆はしない。また、ドイツ緑の党を訪れて力を得た。「脱原発と真の民主主義を実現するために、私たちは日本で闘います」と、長谷川は語った。  (翻訳:緑の党翻訳チーム)

■Guest speech Uiko Hasegawa on the Green Party 18, November 2012
  (長谷川羽衣子スピーチ映像)
  http://www.youtube.com/watch?v=8GswwVA4f7w&list=UU7TAA2WYlPfb6eDJCeX4u0w&index=4&feature=plpp_video

〈スピーチ原稿〉

こんにちは、みなさん。
日本緑の党の共同代表、長谷川羽衣子です。
この党大会にお招き頂きましたことに、心からお礼を申し上げます。

みなさん、今、正に、日本は岐路に立っています。

ご存じの通り、昨年の3月11日、日本で福島原発事故が起こりました。

これから生まれる子どもたちは、生まれながらに、
大きく重い負の遺産を背負うことになったのです。

事故のあと、各地で若者たち、若い母親たちが立ち上がり、
原発の廃止を訴えました。
私も、そのなかのひとりです。

しかし、立ち上がってはじめて、長い保守政権の支配の中、
私たちがいかに非民主的な状態に置かれているか、気付きました。
私たちの国に、本当の民主主義はまだ実現していません。

20万人以上が参加した反原発デモすら、ほとんどのメディアは報道せず、
政府は人びとの声を完全に無視したのです。

この不当な状態を変えるには、政治を変える以外ありません。
そのために、私たちは7月末、日本で緑の党を結成しました。
そして、来年7月の参議院選挙にチャレンジします。

しかし、ここでも不正な法の厚い壁が私たちの行く手を阻みます。
国政選挙にチャレンジするためには、
新しい政党は、1億円以上もの資金を用意しなければならないのです。

私たちが進もうとする道はあまりに険しく、
時に、不可能だとすら感じます。

しかし、私はこの3日間、ここで、多くの希望をみなさんから頂きました。
原発をなくし、再生可能エネルギーで電力を賄う、具体的な政策と行動。
そして、その政策が人びとの支持を集め、
保守王国であったバーデンビュルテンベルク州やシュトゥットガルド市ですら、
緑の党が選ばれたという事実。
そしてこれほど多くのひとたちが集まり、参加型民主主義を実践しながら、
次の政権を担おうとチャレンジを続けていること。
これは、私たちにとって大きな、大きな希望です。

私は、これらの希望を持って日本に戻ります。
そして、緑の仲間たちに、
声をあげはじめた母親たち、若者たちに、
この希望を伝えます。

そして、これらの希望を胸に、
全ての原発を廃止し、
本当の民主主義を実現するため、
緑の仲間たちと共に、
長い長い道を、あきらめることなく、
歩き続けます。

来年の選挙での、みなさんの勝利を心から願っています。
それは、ドイツだけではなく、
日本の、そして世界の希望となるでしょう。

ありがとうございました。

 

 

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