【世界のみどり】スウェーデン緑の党は議席を増やすも、政権は右派政権に交代!

 

スウェーデン緑の党は議席を増やすも、

政権は右派政権に交代!

 

スウェーデンで2022年9月11日に行われた総選挙(定数349)で、緑の党は議席を16から18(得票率を4.4%から5%)へ伸ばしました。争点となった高騰する光熱費の問題について、緑の党は、長年取り組んできたようにエネルギー効率化(省エネ)とグリーン雇用の実践を期待されています。

一方で、移民制限などを唱えた極右のスウェーデン民主党が、得票率を20%近くに伸ばし、第2党に躍進しました。これによって、マグダレナ・アンデション首相は辞意を表明しました。アンデション氏が党首を務める社会民主党は大きく議席を伸ばし第1党となったものの、連携した左派の他の政党が支持を集められず、僅差で右派勢力に敗北したからです。極右政党の党首は他党から支持を得ていないため、穏健党のウルフ・クリステルソン党首が政権の樹立に動いています。北欧の環境と福祉大国スウェーデンの行方を見守りましょう。

 

(参考)
スウェーデン緑の党ホームページ https://www.mp.se/

BBCニュース https://www.bbc.com/japanese/62910396