【世界のみどり】アイルランド緑の党が連立政権に参加~欧州連合で5番目の緑の政府に


アイルランド緑の党が連立政権に参加

~欧州連合で5番目の緑の政府に

 

 アイルランド緑の党は、2020年2月の総選挙で2議席から12議席へと大きく躍進し、他の2つの政党と交渉の末、連立政権に参加することを決定しました。連立交渉の際にベースになった「Programme for Government(政府のためのプログラム)」は、EU加盟国の中でも最も進んだ気候対策と言われています。

 アイルランド緑の党党首イーモン・ライアン氏が気候対策・コミュニケーションネットワーク・運輸担当の大臣に就任した他、3人の副大臣が入閣しました。ライアン氏は「私たちには今、責任があります。連立パートナーと協力して、深刻な経済危機から脱しなければなりません。」と述べるとともに、生物多様性を回復し、気候変動がもたらすであろう狂気を止めるという世界の課題に立ち向かう決意を述べました。

◆ヨーロッパ緑の党HPより
https://europeangreens.eu/content/irish-greens-become-5th-green-party-government-european-union

 


◆参照:アイルランド緑の党HPより

3人の新しい緑の党の大臣が発表されました
https://www.greenparty.ie/three-new-green-ministers-announced/

アイルランド緑の党議長が首都ダブリンの新市長に
https://www.greenparty.ie/green-party-chair-hazel-chu-is-new-lord-mayor-of-dublin/
 首都ダブリン市議会は、新しい市長として市議で緑の党議長のヘイゼル・チュ氏を選びました。ダブリンでは、初めて移民家族出身の市長が誕生します。女性市長としては9人目です。市内の公共交通の改善など大気汚染・気候変動対策が大きく期待されます。