【世界のみどり】欧州緑の党がIPCC特別報告書へコメント「気候危機回避に向け、我々は…

欧州緑の党がIPCC特別報告書へコメント
「気候危機回避に向け、我々は政治の壁を押し広げていく」

モニカとビュティコファー 
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は9月25日、海洋と寒冷圏における前例のない永続的な変化に対処するための行動の優先順位付けの緊急性を強調した特別報告書を発表しました。

報告書の発行を受けて、欧州緑の党共同議長ラインハルト・ビュティコファー(写真向かって右)、とモニカ・フラッソーニ(写真向かって左)はコメントを発表しました。

「報告書が明らかにしているように、私たちが種と惑星にとって極めて重要な時期にいることは今や議論の余地がありません。温室効果ガスを大幅に削減するように行動しないと、大幅な海面上昇や、さらに危険なガスを大気中に放出する可能性のある永久凍土の融解の加速など、壊滅的な結果を招く恐れがあります。

 世界中で前例のない数の人々が緊急の気候変動対策を要請しています。20世紀半ばの目標を単独でカーボンニュートラルになるように設定するだけでは不十分です。緑の党として、私たちは彼らの懸念を聞いており、今年後半の重要なCOP25サミットに先立ち、政治の壁を押し広げていきます。」

 

背景:気候変動における海洋と寒冷圏に関するIPCC特別報告書は、195のIPCC加盟国政府によって2019年9月24日に承認されました。政府が2015年パリ協定で定めた目標に沿って、地球温暖化を可能な限り低いレベルに制限することの利点の新しい証拠を提供します。レポートを編集するために、36か国の100人以上の著者が、気候変動下の海洋と寒冷圏に関する最新の科学文献を評価し、約7,000の科学出版物を参照しました。

(2019.9.27仮訳)

 

*原文
European Greens : Greens will push political boundaries to tackle climate destruction
https://europeangreens.eu/content/greens-will-push-political-boundaries-tackle-climate-destruction