【世界のみどり】 韓国緑の党、リー・ハンギルさんと対談

韓国緑の党、リー・ハンギルさんと対談

リーハンギルさん

【写真】向かって右:リー・ハンギルさん。日本の緑の党の選挙スクールのチラシを掲げていただきました。左:松本なみほ。持っているのは韓国緑の党のダイアリー。6月13日の韓国統一地方選の日程はもちろん、3月11日は福島第一原発事故祈念日と記されています。

報告:共同代表/国際部  松本なみほ

2月19日、神戸市を仕事で訪れていた韓国緑の党党員のLee Han-Gil(リー・ハンギル)さんと対談し、互いの国の緑の党や政治状況についての情報交換をしました。

韓国では全国の自治体の首長と議員が選ばれる統一地方選が6月13日に行われます。
韓国緑の党でもソウル市長や自治体議員に立候補する人を各地域で選定しているとのことです。

国外の緑の党の方と選挙の話をすると、必ず出てくるのが「供託金」の話です。リーさんも日本の高額な供託金のことをご存知で「韓国も日本も政治改革、選挙制度改革が必要だ」とおっしゃっていました。

というのも、韓国においても小さな政党や新しい政党のいわゆる新規参入を阻む制度が問題となっており、かつては「国政政党で議席を獲得できなかった政党は党名を変えなければならない」という制度がありました。緑の党は他の政党と共に違憲裁判を起こして勝利を勝ち取り、選挙で負けても党名を変えなくてもよくなった。という経緯があります。

現在韓国では、緑の党、正義党、民衆党、労働党、私たちの未来 などが連携し、「連動型比例代表制」「公務員の政治活動合法化」「今の19歳の選挙権を18歳に引き下げ」など11項目からなる政治改革を訴えているとのことでした。

アメリカという大国に従属してきた韓国でも、日本でも、野党共闘が進んでいることを感じます。韓国緑の党の議席獲得が実現することを心から期待しています!

リーさんとの貴重な時間をコーディネートいただいたM.Kさんにも感謝いたします。

【参考】
韓国緑の党
http://www.kgreens.org/