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【談話】戦後 77 年を迎えて

2022/08/15

【談話】戦後 77 年を迎えて

2022 年8月 15 日

緑の党グリーンズジャパン共同代表

中山 均 松本なみほ 尾形慶子 橋本久雄

本日、戦後 77 年目の「終戦の日」を迎えています。アジア太平洋の広範な地域への侵略と 戦闘、日本本土への空襲、沖縄での島⺠を巻き込んで戦われた凄惨な地上戦、広島・⻑崎へ の原爆投下などによる夥しい数の国内外の犠牲者に、心より哀悼の意を表します。

本年は、例年とは異なった状況下でこの日を迎えています。2 月から始まったロシアによる ウクライナへの一方的軍事侵攻は、多くの市⺠の命を奪い、都市を破壊しています。プーチ ン大統領は、核威嚇さえ繰り返しており、これらのロシアの暴挙は、世界大戦を経て積み重 ねられてきた平和への人類の努力を根底から崩そうとするものであり、断じて許すことはで きません。

一方、ウクライナでの戦争は、日本国内でも平和や軍備に関する有権者の世論に影響を与え、 軍備増強や「憲法改正」、「敵基地攻撃能力保有」を訴える声も一部で高まっています。また、 台湾をめぐる米中間の対立も、南⻄諸島での軍備強化を図る口実にされています。 しかし、国際紛争の解決や侵略への抵抗のために一定の武力が必要だということを条件付き で認めたとしても、平和の尊さや戦争抑止に向けて積み重ねてきた人類の努力を否定すべき ではありません。軍備増強の応酬の先に、私たちの望む未来はありません。実効的な平和構 築の枠組みの強化こそが、人類にとってますます重要な課題です。

また、ロシアによるウクライナ侵攻、ミャンマー(ビルマ)や中国などの人権抑圧がそれぞ れの独裁体制によってもたらされていることを見れば、⺠主主義・市⺠主権の確立こそが健 全な社会や平和にとって重要だということがあらためて明らかです。その意味でも、安倍政 権以来の自⺠党一強・強権政治、「国葬」の強行、⺠意を踏みにじった沖縄の基地建設など、 日本の⺠主主義の危機も重大です。

ウクライナ戦争だけでなく、今なお続く世界各地の紛争や人道的危機によって、多くの市⺠ が犠牲となっています。また、甚大な気候災害が各地の紛争を複雑化・深刻化させ、こうし た危機が格差や貧困を再拡大させています。社会が生み出した格差や貧困に向き合い、人類 自らがもたらした気候危機に対し、世界が共同して立ち向かわなければなりません。そのた めに残された時間はわずかであり、利益優先のグローバル経済の拡大や核開発・軍備拡大は、 気候危機への対策を後戻りさせ、人類の未来を閉ざすものです。

77 年目の「終戦の日」にあたって、私たちはまず、日本政府に対し、破滅的な戦闘拡大と加 害の歴史への責任、そしてその被害の実態に向き合い、平和と非核の誓いを新たにするとと もに、その先頭に立つことを求めます。また、国内外の戦争被害者、原爆被爆者が高齢化す る中、その一刻も早い救済に努めるべきです。その上で、現在のウクライナでの戦争におい ても、その終結に向けた独自の役割を果たすべきです。 また、私たち自身も「地球ひとつぶ」の豊かな自然環境を大切にし、世界中の人々との平和 なつながりの中で、分かち合い、支え合う公正で持続可能な社会の実現をめざし、政治を変 革し、これからも行動を続けることを誓います。

最後に、あらためてあらゆる戦争や人道的危機の被害者に想いを馳せ、今も続くウクライナ戦争での犠牲、香港やミャンマーなどで進む人権弾圧を憂慮し、侵略者と圧制者に怒りの声を上げ、抵抗する市民に深い連帯の意を表明します。希望を失わない全ての人々の声と行動に励まされながら、私たち自身の決意をあらたにします。

PDFファイル:
http://greens.gr.jp/uploads/2022/08/f9fe383c275501482d7198000dc38c46.pdf

 

 

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