【賛同】蝶類研究者・宮城秋乃さんへの沖縄県警の不当捜査に抗議する

緑の党は、6月21日、辺野古・高江を守ろう!NGOネットワークなど3団体が発出した、 共同抗議声明「蝶類研究者・宮城秋乃さんへの沖縄県警の不当捜査に抗議する ~やんばるの森の保護活動を威圧するのか」 に賛同しました。 <声明より> 6月4日に沖縄県警は、東村在住の蝶類研究者・宮城秋乃さん宅を捜索し、パソコン、 カメラ、携帯電話、作業着などの押収、書籍類のチェック、写真撮影を行ったと 伝えられています。 容疑は、米国海兵隊北部訓練場ゲート前のイエローライン内に、同訓練場返還地部分で 発見された少量の米軍廃棄物を置いたことが、威力業務妨害、廃棄物処理法違反、また、 同訓練場に入ろうとする2台の米軍車両の進行を止めたことが道交法違反に当たるとのことで、 家宅捜索後に何回も取り調べが行われています。 これは、宮城さんに対する不当な捜査・威圧であり、私たちは、沖縄県警に強く抗議し、 捜査の中止と押収物の返却、謝罪を求めます。 宮城さんは、世界自然遺産候補地に含まれる北部訓練場返還地で昆虫調査を行いながら、 一方で数多くの米軍廃棄物(銃弾空包、手榴弾、照明弾、ドラム缶、空き缶、空き瓶、 コバルト60を含む金属部品、野戦食パッケージなどの古い残骸から比較的新しいものまで、 海兵隊が訓練で使用し廃棄・放置したもの)を発見して、そのうち未使用と不発の弾薬に ついては警察に通報し、日本政府に除去して森林の環境浄化を図るように訴えてきました。 しかし、政府は訓練場の部分返還後に形式的な環境調査と一部の支障除去を行っただけで、 米軍廃棄物は未だ大量に放置され、自然遺産候補地のやんばるの森には汚染されたままの 地域があります。政府・警察は何も対策をとらないどころか、逆に、この問題を告発してきた 宮城さんに対して、威力業務妨害等の容疑で家宅捜索・取り調べという威圧におよんだのです。 これは告発者に対する弾圧で、まったく不当な行為です。 <続く> 詳しくはこちら→https://www.foejapan.org/aid/takae/210621.html